2007年06月29日

あやまる岬


あやまる岬.jpgいっしょにFC東京を応援してる高井ジロルさんの『あやまる岬』が発刊〜。

「おもしろマップで愛の告白!」って書いてあっても、普通の人には何のことやら、サパーリわからないかもしれませんが、この「図解『あやまる岬』の使い方」を見ればバッチリだ!

わかったでしょ。個人的に面白いと思ったのは、敢えて不親切に作っているところだ。というのは、本文においては「相手を信じていることを伝えたいときは……」という状況と、QRコードが付いているだけで、それがどんな地名なのかというは、明かされていないんである。だから自分もQRコードでスキャンして初めてわかるという、驚きが隠されているわけだね!

こういう本って、重版だけでなく、丸ごとどっかのソフトメーカーが買い上げるという慣習がもっと浸透するといいなのになぁ。本にもなったメソッドをリアルで体験!みたいなの。文庫化と同じくらいソフト化されてもいい本って、けっこうあるもんね。そだもんね。


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2007年06月24日

おいしいハンバーガーのこわい話


ハンバーガー.jpg『ファストフードが世界を食いつくす』などを出した作者が、ファーストフードの恐さを子供向けに書いた本が、この『おいしいハンバーガーのこわい話』なんすけど、ぜひみんな読むべしかと。

恐い話ってのは、単純にファーストフードが体に悪いとかそんなレベルの話じゃないんですよ。例えば、こんなの。

●チュパチャプスの会社は、脳の研究のために資金援助をしている。これは、ニューロ(神経)マーケティングといわれるもので、いつか“忠実な顧客”を生むために利用するという。

これは、子供たちへのコマーシャル戦略の話なんですけどね。今のファーストフードなどの企業ってのは、どうやったら子供が欲しがるかってのを、徹底的に研究しているんですよ。今の状況でも、子供の物欲を刺激するメッセージで世の中は溢れかえっているのに、脳の中まで調べられたら、親とかがよっぽどしっかりしてないとヤバイことになると思う。同考えてもそういう環境で育った子供って、テレビでコマーシャルを流す大企業のものしか買わなくなるのが、なんとも恐い。

●ハッピーセットについてくるオモチャを作っている香港の工場を訪れると、なかには14歳の子供もいて、彼らは自給20セント(約25円)で働いていた。それは、アメリカの最低賃金の30分の1で、労働時間は、1日に16時間に及ぶこともあるという。

これは、想像力の問題だと思うんだけど、すごく安いのにハンバーガーとポテトとコーラの他にオモチャも付いてくる。こういった状況で単に「安くて得した」と、何も考えずに享受してしまうのが恐いよね。そういう習慣がついちゃうのは、恐い。一旦、自分で考えないと。安いのはサービスじゃなくて、その背景には、安い理由があるわけでね。こういう記事を読んで、考える習慣だけはみんなつけたほうがいいと思うです。

●内容がつまらなくて、賃金が低くて、手に職がつかない仕事は“マックジョブ”と呼ばれている。

ファーストフードでバイトを始めて、ずっとそこで働くと、仕事というものに対する考え方が、悪くなる。仕事ということに、尊敬とかを抱けなくなるというお話。これはすごく納得。でも、ああいうところの仕事って、コマーシャルでとっても清潔で、とってもフレンドリーで、とってもやりがいがあるようには見える。でも、やっぱり“そう見えるように工夫されているもの”には、裏があるんですよね。今、ワーキングプアとか言われているけど、その根底にあるのは、こういった職能が身につかないチェーン店が蔓延しているからでしょ。そういった根幹を考えるべきなんじゃないでしょうかね。


他にも、アメリカの学校内に侵食するファーストフードの問題点とか、チキンナゲットが鶏肉をどう変えたのかとか、なぜアラスカのエスキモーの村人はみんな歯が真っ黒なのかとか、知っておいたほうがいいお話が満載。

そのなかで、僕がいちばん気になったのは、ファーストフードをはじめとするフランチャイズで成功するカギは「画一性」にあるという話。

仕事も画一化してるから、そこで働く人は、ぶっちゃけ誰でもいい。

味も画一化しているから、食べるものに対する尊敬の念が湧いてこないし、当然、体にもよくない。

あと、ファーストフードができると、往々にして、街も画一化されていく。

ファスト風土なんて言葉があるけど、今、日本の街というものが持っている文化が、ファーストフードをはじめとするチェーン店によって破壊されてるのは、歴然たる事実。これって、すごく由々しき問題だと思う。どの駅を降りても駅前にマクドナルドがある状況をもっと真剣に考えるべき。

あと、もっと考えるべきなのは、お金を払うという行為が、そういったお店を肯定していることに繋がるということ。なんとなく「マックでいいか」という判断によって、その地域の昔からやっている飲食店が否定され、チェーン店だけが残っていく。ダメだよね。みんながお金を払うという行為に敏感になるべき。

というわけで、長々と書いたけど、すごく身近にあるけれど、本質的なことを、みんなが気づかずに過ごしているこの問題。ぜひ、ちゃんと考えてみるべきだと思うなぁ。

※この本は、草思社から出てるんですが、ここの編集者ってやっぱり上手だと思う。タイトルとか、日本版のデザインとかイラストとか上手いよなー。この会社って、書籍を作るのが一番上手ですな。



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2007年06月21日

京都人のソウルフードは「餃子の王将」でしゅ


王将.JPGソウルフード連載の貼り付けコーナー。前回は、餃子の王将を取り上げたのでした。担当の人は「こんなのなしじゃない?」って言ってたけど、こんなのこそありだと思う。別にソウルフードだからって、珍しい食べ物である必要はないんである。チェーンでも、故郷を思い出せばオッケーなんである。ということで、ボクにとってのソウルフード王将を取り上げたというわけ。このとき、都内にある王将を食べまわったけど、やっぱ京都のほうが美味しいなぁ。

京都で育った僕のソウルフードといえば、「餃子の王将」だ。
餃子の王将とは、京都が発祥の中華料理のフランチャイズチェーンで、僕の家の周りにすごくたくさんあった。「すごくたくさん」という表現が幼稚すぎてどれくらいなのか伝わりにくいかもしれないと思って調べたら、なんと京都市内に37店舗もあった。
 ま、これでも伝わりにくいかもしれないが、感覚的にいえば、市内をクルマで走れば、大きな交差点ごとに餃子の王将って感じなんである。本当である。
 このように餃子の王将は、すごく身近な存在というだけでなく、すごく美味しい。おまけに安い。いつも頼む焼飯は400円だし、看板メニューの餃子に至っては、一人前で180円だ。
身近で安くて美味しいというファクターが重なり合って、餃子の王将は、多くの京都人にとってソウルフードになっている(と思う)。そんな王将には、ひとつの特徴がある。それは、店によってかなり味が違うので、みんな自分のお気に入りの店があるということだ。
 特に、時間と体力は余りあるけどお金はない中学生は、「どの店が旨いか」について口うるさい。「みんなで王将に行こう!」ってなったときに、「どこの王将にする?」なんて議論になったりすることもしばしばで、歩けばそこに王将があっても、30分くらい自転車をこいで目当ての店に行ったりする。
 こうして書くと単なる物好きの行動に見えるだろうが、僕も当時はかなり味が違うと思っていた。「今でもそうなのだろうか?」。ふとそう思って、餃子の王将の食べ歩きをしてみることにした。ただ、僕は今、東京に住んでいるので、生活圏内の4店に行ってみた。三軒茶屋店と水道橋店と渋谷店と新宿店である。どの店でも炒飯だけ食べてみた。で、結果をいきなり書くと、あまりわからなかった。
 がんばって4軒もまわったのに、「どこも普通に美味しい」と思った。中学のときの、あの鮮烈に感じた味の違いはなんだったのだろうか。僕はもう汚れてしまった大人なのだろうか。それとも、あれから餃子の王将に革命でも起こって、味が全然違わないようになったのだろうか。聞いてみた。餃子の王将のサイトから質問メールが送れるようになっているので、そこからお伺いを立ててみた。すると、ご丁寧に返事が戻ってきた。まず、肝心の店によって味が違うという点について。
「マニュアルに基づき均一した調理を提供できるようにしておりますが、料理人の味付け方、地域性、及び一部食材が異なる場合等があり、店によって味は異なります。従いまして、直営店やFC店といった要因ではなく、店個々によって味の違いがございます」
 やっぱり味は違うんだ。それも「違って当然ですよ」という感じで違うのだ。じゃあいちばん味に差が出るメニューは何ですか?
「炒め物です」
 そ、そうですか。そういや炒飯の具ってどこでも同じですか?
「基本は同じですが、一部食材の仕入れ状況等により変更する場合はございます」
 あ、やっぱり違うときもあるんですね。じゃあ最後に、どの店が美味しいのか教えてください。
「一番美味しい店舗は、本社として把握しておりません。味はお客様の好みにより異なりますので」
 そりゃそうですね。餃子の王将のアンサーは、実にクールなのだった。また、「関西風、関東風の味付けはあります」とのことなので、今度、京都に帰ったときに東京との味の違いを感じてみようかと思ったのでした。おしまい。

ソウルフー度 ★★★★★

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2007年06月19日

夏季農産物品評会


品評会その1.JPGこないだの日曜日は、世田谷の馬事公苑前の広場ってやっていた夏季農産物品評会ってのに、散歩がてら行ってみますた。

いったい何をしているのか、よくわからなかったんですが、要するに世田谷で取れた野菜の品評会をやって、その後、一般販売するってことのよう。

もちろんボクなんかが品評するわけじゃないですよ。誰かが品評して「よくできました!」ってのを、ボクらが買うんです。

んで、それの一般販売ってのは、12時からあったんですが、12時ちょい過ぎに到着したら、とあるテントの周りに長蛇の列が。

「これ、何の行列ですか?」って聞いたら、それが一般販売の列なんでやんす。なんでも、ひとりにつき1点だけ買うことができて、品評会のプロと思わしきおばさんなんか、「もう3回目並んでるの」なんて言っておるんです。


品評会その2.JPGんで、ボクも並んで買ってみたわけですが、この野菜が、なかなか立派で安いんですわ。にんじんなんかちゃんと上の葉っぱもついててキレイキレイ。あと理念もいいやね。

地域で生産されたものを、その地域で消費すること(地産池消)は、輸送コストを削減できる環境に優しい行動です。

こんなキャッチフレーズが書いてあったけど、エネルギー削減だけでなく、地域振興にもなるしね。いいことです。やっぱり、自分が住んでいるところのものを買うこころがけは、大切、大切。

つーわけで、来年以降もこの産直品評会という名の野菜大安売りセールには、せっせと通いたいと思いましたとさ。

あ、ちなみにこの馬事公苑前広場で行なわれる、最強の物産展「第30回世田谷ふるさと区民祭り」は、今年は、8月4日、5日に行なわれるみたいだじょ! 日本全国の旨いものが一同に会する、超楽しい野外ビアガーデン。ぜひみんな行くといいですYO!


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2007年06月16日

取り寄せています


素麺.jpg今、ボクは何ブームかといえば、これはもう取り寄せブームだ。

ただ、洒落た「お取り寄せ」は、何回かトライしたけど、あんまり好きくなかった。
つーか、新宿も渋谷も近いのに、チーズケーキとか取り寄せんでも、別にデパ地下で買えばいいしね。あと、前から思ってるんですが、楽天とかで買う取り寄せは高い気がしますなー。なんであんな高いんかなー。

んで、ボクが探しているのは、産直取り寄せだす。

山形の農家さんから産直でお米を買うようになって半年くらい経つんだけど、安いし美味しいし、作っている人の顔も見えるしすごく楽しい。

あと、これは最近ちょっと意識していることなんだけど、モノを買うのは応援だと思っておるんです。産直で美味しいお米を作っている人とか応援したい。だから買いたい。

マックとかチェーン店は、応援したくない。だから買わない。つーか、そこでお金を払うことで個人のお店が潰れたら困るから、積極的に行かないことにしているくらいだ。

そんなもんだから、お父ちゃんとお母ちゃんの2人で作った珍味を、息子さんがインターネットで細々売ってて、それがまた旨い!なんてシチュエーションに惚れ惚れモードです。そういうのを探しては買って「旨い!」「これは普通だナ」なんてやるのが楽しいんですよ。

そいで、そういうモードに拍車をかけてくれたのが、伊丹由宇さんの『食の狩人取り寄せ帖』という本でしてね。この伊丹さんってのは、ボクが一番信頼している食ナビゲーターというか、この人が勧める店なら行って間違いないと思っている人なんですよ。そんな伊丹さんが取り寄せ本を出したからには、めぼしいのをチラホラ買いしております。今、気になっているのは、この「さばの塩辛」と「ふぐの卵巣のぬかづけ」。

こういうチンマイのを買って、舐め舐めしながら酒飲むといいよねー。楽しい。あ、ちなみに明日の父の日には、小豆島の素麺なんてのを買ってみましたよ。木箱に入った素麺は、なんだか旨そうです。


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2007年06月12日

反撃!反撃!ハラトーキョ〜


のりお.jpg今更だけど、日曜日は東京が快勝したのだった!

この日は、アウェイの清水戦だったので、夕方から「散歩してくる〜」と下北沢の「トレブル」ってお店へ。

ここは、本場のパブっぽい造りだし、ビール1杯500円キャッシュオンで安いし、食べ物も美味しいし、東京の試合だと、ちょうど全員が座れるくらいのサポしかこないので、最近お気に入り。東京の試合いっつもやってくれたら、嬉しいのになぁ(´・ω・`)

ま、そんな店に10分くらい遅れて行った清水戦だったけど、今期サイコーの試合だったんじゃね? あれがポゼッションサッカーって言うのかな。違うのかな。とりあえず、梶山がスゴかった。やっぱ、梶山がスゴイと、東京はスゴイね! あとノリオは言うまでもなくスゴイね! 

あと、完全にチョペの出番はなくなったと思う。よっぽど離脱者がいない限り、使う意味もうないと思う。同じ状態なら平山使って欲しいからなぁ。というわけで、中断期間にFKが蹴れるポンテみたいな選手か、ジャーンみたいなナイスガイなセンターバックをつれてきてほすぃ。そしたら、もしかしたら逆転優勝するかもよ!ヽ( ・∀・)ノ  と、勝った週末は、いい夢が見られて楽しいです。

なんにせよ、今度の日曜の浦和には勝て!勝て!勝て!
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2007年06月05日

右翼と左翼

浅羽通明さんが、右翼と左翼について、わかりやすく解説したこの本。その要諦は、あとがきにあると思った。ちょっと抜粋します。

本書は、新書や文庫を中心とした概説書や入門書ばかりを資料として短期間で書き上げたものです。いずれも入手しやすく何ら専門知識などなくても読めるものであり、いうなれば、本書など誰にでも書けるといえましょう。
では、なぜそんな本を書いたのか。それはただ、「右翼と左翼」「右と左」という対立軸がよくわからない、わかりやすく教えてほしいと訴える読者がかなり存在し、そうした人々の要望に応える手頃な書物がまるでないという「需要」ゆえであります。


ふむ。そうなんですよね。実は、ベーシックな基礎知識を噛み砕いて教えてくれる本って、実はあまりないんですよね。こういった本が書けるのは、その知識量でなく、読解力と、読者を意識できるサービス精神。だから編集上がりの人とかに向いている――。というわけで、ボクはこういったラインをちゃんと意識して、これから本を作っていこうと改めて思った。うん。こういうスタンスは絶対必要だよな。んだな。

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2007年06月02日

ネットで人生、変わりましたか?

ITmediaメディアの人気記者・岡田有花さんの『ネットで人生、変わりましたか?』という本が出ました。

僕もちょこっとインタビューで参加させてもらったので、その際、改めて岡田さんの記事を読んだんですが、やっぱり彼女の記事はいいですね。

ネットの話って、●●というサービスが始まったなどと、とかくハード面の話ばかりな気がする。だからなんとも無機質な感じなんですが、岡田さんは、人を中心にすえているから面白い。温かい感じなんですよね。

パソコン誌で読んだ「はてな」や「ライブドア」の話は、あんまり理解できないしつまらなかった。そんな人にぜひオススメしたいなぁ。

あ、ちなみに彼女の記事は、ITmediaからも見られますが、「IT戦士 岡田有花リンク集」というリンクサイトもあってこちらも便利です。未読の方は、ぜひどうぞ。
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