2008年05月30日

週刊誌時評『週刊文春』(6/5)


bunshunn080605.JPG今日は『文春』。主な記事は以下ー。
@東城瑠理香さん「神隠し殺人」「ミンチにしてトイレに流した」
A川田亜子 死に場所に選んだ「白いベンツ」の持ち主
B歴史特別対談 宮城谷昌光 × 宮部みゆき「カッコいい篤姫、女性に優しい信長」
C横峯良郎「議員宿舎」を「おかまバー店員」に又貸し 民主党はまだこの男を放置するのか
D角栄、美空ひばりからホリエモンまで 50年の「暴言・迷言・珍発言50」

さて@はすごい事件だな。部屋に連れ込んで乱暴した上、殺人。そして死体を砕いてトイレに流したってんだから。これ、殺人を自供したとしても、ちゃんと立証できるんだろうか。『ゴルゴ13』の名作に「芹沢家殺人事件」ってのがあって、この中で、これとまったく同じ方法を行なうという話があるんですが、これを読んだとき戦慄を覚えたけど、そんなことが実際にあるなんてなぁ。
Aは、ネットでもだいぶ注目されているアナウンサーの自殺。練炭自殺したのが「白いベンツ」の中で、これが彼女の名義ではなかったからいろんな憶測を呼んでいるという記事ですかね。合掌。
Bは珍しく歴史対談なんてのをやってました。今号の『プレジデント』でも歴史小説の特集をやってたけど、また歴史ブームが表面化してきた感じねー。篤姫効果もあるみたいですが。この対談の中身は、徳川秀忠みたいな一見地味な二代目は実は優秀。んで武田勝頼みたいなイケイケはヤバイって話とかー。あと、『日本外史』を書いた頼山陽を司馬遼太郎とか柴田錬三郎がこき下ろしていたって話は初めて知りますた。
Cは、またまたまたのさくらパパネタ。今度はタイトルにあるように議員宿舎をおかまバーの店員に又貸ししてたんだって。もうホント辞めささないとまずいよなー。つーか、こういう民主系のスキャンダルってテレビで報道されない傾向が強いように思うけど、これは気のせい?
Dは、巻頭のモノクログラビア。これナイス記事。いろんな発言を写真とともに振り返るというパターンなんですが、佐藤栄作の「私はテレビと話す。新聞記者は帰ってください」というのがスゴイ。72年6月17日に行なわれた退陣会見の席上、新聞やテレビの記者を会見場から帰してガランとした会見場でカメラに向って話し続けたという。ほー。この写真も初めて見たけどすごいねー。やっぱ政治家の発言が一番面白いね。んだね。
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2008年05月28日

週刊誌時評『週刊SPA!』(6/3)


SPA08.6.3.JPG今日は『SPA!』。主な記事はこちらー。
@今日から得する クチコミ[激安情報]50連発!
A「羞恥心」も大ブレイク! 女が語る[私のおバカ彼氏]大自慢
BOL300人 [これをやったら即オヤジ]の認定基準
C下流のための[世界的食糧危機]サバイバル術
Dドン・キホーテのピアス「俳優になるのを応援する親が増え、思うこと」

4C特集は、@とA。@のような個々のお得情報を提示する方式って、雑誌でやってもあんまり求心力がないような気がするなぁ。これからは「激安情報の見つけ方」とか、情報をキャッチする方法を特集したほうがいいと思うね。Aは、まぁSPA!っぽい企画。締めに「楽で手近なバカ彼は結婚難時代の新たな市場」なんてオチが付いてて、SPA!メソッド健在だなぁと改めて思ったくらいが感想です。Bも定番ネタっちゃ定番ネタだけど、こういったオヤジが読者の主流であると半ば公言し出したのが新しいかも(笑)。そう。SPA!ってもはや若者雑誌でもなんでもないんだよなー。

Cは頭のモノクロで「食」問題4P。最初の2Pは、ま、なぜ食糧危機なのかという説明。ま、内容は普通なんですが、ふと思ったけど、バイオエタノールで走ってる車って日本にもあるのかね? 研究所とかでなくてね。なんか、このバイオエタノール騒動あたりから、食の値段は上がるし、原油も上がるし、いいことなんにもないのは気のせいかのぉ。ま、それはさておき、次の2Pで我々ができる解決策が提示されているんですが、そんなかで「体験農園」という言葉を初めて知った。これは農園を体験するという意味の日本語ではなく、ちゃんとした定義を持つ言葉なのね。「経験豊かな都市近郊の農家が種苗、肥料など必要なものはすべて用意してくれ、農業指導までしてくれるもの」という意味らしい。んで、ネットで調べたらいくつかあるね。ま、これ自体で劇的に現状が変わるわけではないけど、こういった形でいろいろ関心を持つことはいいことだ。これからの家族サービスはこういうのがいいかも〜。

Dは、鴻上さんのコラムだけど、ちょっといいこと書いておられたのでメモ。話の発端は、表題にもあるように「最近、俳優が若くって、それを応援する親が増えた」ということから。ここで、昔の親は俳優のような虚業を応援しなかったなぁと思われるわけですが、ハタと、今の社会において、仕事をそういう風に分類することができるのか?と鴻上さんは考えます。「実業」と「虚業」なんていう区別が無効なのかも――と。そんでこう書いておられます。
仕事も、何が安定して、何が安定してないか、なんてのもまったく信用できなくなってきたでしょう。そうすると、「大企業」とか「零細企業」とかの区別も有効じゃないし、こうなると、「やりたい仕事」と「やりたくない仕事」ぐらいしか区別できなくなるかもしれません。

ふーむ。たしかになぁ。今の仕事に対する考え方って、だいぶ変わったよね、昔と。ちなみに鴻上さんは、このコラムをこう締めてます。「『やりたくてやれる仕事』しかやってない人間なんて誰もいないってことだけは自信を持って言えますね」と。そだなー。こういった仕事観について学生とかどう思ってるんだろね。ちょっと興味が湧きましたとさ。
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2008年05月26日

週刊誌時評『週刊現代』(6.7)


gendai 6.7.jpg今日は『週刊現代』。主な記事はこんなところ。

@激論バトル オピニオン総力ワイド 各界20人あなたの選択――「それはなぜ」
自民か民主か第3の道か
Aアメリカで味噌汁/町山智浩
B秋葉原「露出アイドル」逮捕“やらせ”NHKへの「公開質問状」
C二谷友里恵社長 家庭教師の『トライ』の勇み足
D熱愛発覚 でも本当は「エビちゃんが一番すき!」巨人・野間口と押切もえに冷ややかな目が

今週の現代で、読むならやっぱ@っすかねー。自民がいいか、民主がいいか、いろんな人がいろんな意見を言っておられる。

例えば、「田原総一朗 自民も民主も分裂、政界再編のキーワードはこれだ! 」とか「森永卓郎 今の自民は最悪、民主政権で「格差の緩和」を 」とか「吉本隆明 「二大政党制」で凡庸な政治家に九条改正されたらかなわない 」とか「雨宮処凛 「若者は政治に関心がない」と思ったら大間違いです 」なんて感じで20人ほど。

率直な感想として、こういったオピニオンワイドという企画はすごくいいと思う。今の社会って情報が氾濫しているけど、意見がない。だから、意見を前面に出す企画はいいんだけど、なんか人選が、定番というか当たり前というか、新味がないというか。例えば、「山田美保子 ワイドショー好き「オバさま」に受けるのは「福田」か「小沢」か 」この手のネタを女性視点からもというわけで山田美保子さんというのは、あまりに安直であまりに定番。もう、読む前からこんな意見でしょってのが、明け透けなんだよなー。田原総一朗しかり、森永卓郎しかり。このへんの人材不足は、なんとかしたほうかいいし、編集部としても、新しい人材発掘に頑張ってもらいたいと思う。なかでムルアカさんとかあったけど、あれはありかも。とにかくせっかくこんだけの人に訊けるんだから、人選頑張ってもらいたいっす。

さて、そんななか一番なっとくしたのは、「政治評論家『小沢一郎独走す』著者 浅川博忠 「最後の闘い」を挑む小沢一郎は改革者になり得るのか 」。このなかで、浅川さんが、小沢一郎の半生を簡単に述べて「小沢氏は政策よりも政局を得意とする政治家、つまり『永田町のケンカ屋』なのです」と言っておられるのだが、なるほどという感じだし、こういった印象を多くの国民も持っているんじゃないかなぁ。

個人的には、今の民主党が、世間で言われているほど選挙で圧勝するとは、とても思ってないです。「後期高齢者医療制度」にしたって、あの一件で民主が株を上げる要因なんてまるで無いしね。ああいうのって、なんで制度が実施されてから問題にするのが、意味不明。もっと国会で審議されているときに、政策論議を国民も交えて行なえないのだろうか。ベタベタな巣鴨のおじいさんに聞くといったロケも、国会で審議されているときに行なってこそ、メディアの正しい政策監視でしょ。もう3年も前に決まったことを、今から蒸し返して、それまでの税金を投入した事前準備なども含めて御破算にするのは、本当にナンセンス。民主もそれほど問題だと思うのなら、国会審議中に、国民にもっとメッセージを送るなりすべしでしょ。ね。ま、この企画でも言われているけど、とにかく目の前にあるものに「反対!」とだけ唱える政党には、なんの魅力も求心力もないですよ。

ま、そんなこんなでいろんな意見があるこの企画。ざっと目を通すと、自分の立ち位置が見えてくるかもだけど、「思ったより当たり前の意見が多いね」というのが率直な感想かもでした。

次Aは、町山智浩さんのコラムで先週と今週に渡って紹介されていたファリード・ザガリアという人の『ポスト・アメリカの世界』という本が興味深いのでご紹介。この本は端的にいえば「アメリカ時代の終わり」を告げる本。世界一高いビルも世界一のショッピングモールも、世界一の旅客機も、世界一の投資ファンドも世界一の製油所も、もはやアメリカのものではないという現状を報告。世界一のカジノも今や中国のマカオだし、世界一の映画の都はハリウッドじゃなくてインドのボリウッドというところなんだと。要するに、アメリカが世界1位と思っているあらゆる分野において、世界中の国の伸張がすさまじい。こういった現状をきっちり見ることが、肝要である――って本なんでしょうね。この本、こういった視点もいいし、このアメリカが1位でないというものを、このように列挙する感覚がいい。データの羅列がメッセージになるという、売れる本のエッセンスを持ってていいねー。翻訳されたら読もうっと。

あとのBCDは、時間がないので同じ感想で。「どうでもいいっす」。

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2008年05月23日

岡倉天心


tensin.jpgこないだ「その時歴史が動いた」でやってた、岡倉天心のお話、よかったのでメモ。

廃仏毀釈運動で、仏像が破壊されたのを、修理したのがこの岡倉天心。そんとき、彼が用いたのが、「現状維持修理」という方法。

その名の通り、現状を維持することに気を配り、修理箇所をいつでも取り外せるようにした方法なんですが、このポイントは、将来、よりよい修理方法が発明されたときに、その技術を使って修理できるようにというところにあるらしい。

ほー。未来に託すこの姿勢、なんか感動。手塚治虫の『火の鳥』にでてきそうな話だ。

以下、天心の言葉。
昔から日本には
外国からの思想が殺到してきたが
日本人は伝統を尊重し
みずからの個性を大切にしてきた

我々は今後もさらに
西欧化していこうとしているが
世界から尊敬を得るには
我々自身の理想に
忠実であることを 忘れてはならない

ちゃららら〜♪

いい言葉だねぇ。今こそこういう気持ちが大切な気がしますわ。
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2008年05月22日

週刊誌時評『週刊文春』(5.29)


shukanbunshun080529.jpg今日は『文春』。主な記事は以下。
@「マグニチュード8」驚愕の全内幕スクープ 「極秘指令」福田官邸が緊急分析した「中国大震災」
A四川現地ルポ 瓦礫の下の「死者5万人」青沼陽一郎
Bおバカタレント「史上最低の決戦」
C横峯良郎さくらパパに民主党幹部が「次はアウトだぞ!」
Dタスポが町のたばこ店を廃業に追い込む

やっぱり今日は地震関連の@Aあたりが注目。さすが文春だね。巻頭の特集と巻末のモノクログラビアでじっくり地震記事やってます。まず、@の「福田官邸」云々というのは、地震発生直後に、福田さんが各省庁に情報を集めて分析するように命じて、そこでどういうネタが上がったのかというお話。んで、ここで真っ先に報告されたのが「核施設の被害情報」というのだから、恐い恐い。アメリカから報告された情報によると、被害エリアにある核施設では資材や部品が散乱しているという。ふーむ。衛星かなんかの情報なんだろうけど、これ場合によっては大破しているとも考えられるわな。でもそれ以上の情報はないので、今のところこの話は止まっているけど、近々なんか報道が出るかもしれんね。あといろんな報告のなかで、「なぜ中国の人民解放軍がなかなか震源地に入れないのか?」という疑問が出ているという。みんなニュースで、飛行機の上からパラシュートで落下している映像を見た人も多いと思うけど、あれも不思議なお話のようだ。「4千メートル級の山岳地帯ゆえ、空気の薄い5千メートルから落下している」なんて言われていたけど、このことからして専門家かすれば謎らしい。なんでそんな高度から? しかもたいした荷物も持たずに大丈夫なのか? こういった観点から考えると、あの空挺部隊のニュースも“国策的な演出”なんでは?という疑問にたどり着くという。たしかになんでヘリコプターで行かないのだろうか。ブロロロ。。。

Aは現地ルポ。青沼陽一郎さんと、飯田勇さんが行かれているようですが、ホント、こういうときに現地入りするジャーナリストの人とか頭が下がる。んで、報告もリアルリアル。現地には、外国人は入れないから中国人のふりして入ったとか、衛生兵からいきなり消毒液をぶん撒かれたとか、美談の裏で犯罪も横行しているとかそんな話がいろいろと。まだまだ情報が少ないけれど、これから日本の救援隊に同行していた日本のメディアがなんか流していくのか注目しておきましょう。

ま、あとは軽く〜。Bは、前から言ってるけど、この「おバカ」とかほんとどうでもいいし、いい加減にしろって感じ。子供が下ネタを言って大人が軽く笑った。すると子供が調子に乗って言い続けている感じがすんなー。「ウンチウンチ!」とか言ってゲラゲラ笑ってたら、大人は「いい加減にしろ!」って怒るよね。それに似ている。いい加減、怒るよ。
「おバカキャラばかりが目立つテレビを娯楽として消費するのは、もう知的貧困層だけです」とは小田嶋隆さんのお言葉。前も書いたけど、ホントに問題なのは、知識格差なんだよな。ホント。

Cは、前号で、アホ丸出しだったさくらパパの続報。愛人の告発記事を受けた横峯の態度を某議員はこう言ってるようですよ!「まったく反省している様子はありませんね。先輩議員から『大変だなぁ。大丈夫なのか、家の中は』と訊かれ、恐縮するのかと思いきや、胸を張って『大丈夫です。家族には(記事は)全部ウソだと言い切ります』と答え、周囲を呆れさせた。登院停止を伝えられても本人は『休みが取れる』と喜んでいるそうですよ」。……。もうこのオッチャンやめさせないとダメでしょ。。。

Dは、タスポネタ。このタスポも端から見ていると、ほんとバカバカしい。未成年にタバコを買わせないことのために、なんでこんな大掛かりなことをしているのか。こんなこと道徳で抑制すべきだし、子どもは、そういった“いいつけ”を破ることで、なんとなく自制心が芽生えるもんでしょ。あと、タバコでやんなら、酒でもやれよーって疑問もつきないし、結局、こんなのどっかの代理店とメーカーだけが儲かっただけってオチなんじゃないの? ネット見ていると、若い連中の大勢として「嫌煙」だし、ここんところ若い者の喫煙が問題になっているわけでもないのに、ほんとナンセンス。なんだかなー。
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2008年05月20日

週刊誌時評『週刊朝日』(5.30)


asahi530.jpg今日は『週刊朝日』にしてみました。主な記事は以下。

@緊急ワイド 崩壊! ニッポンの医療
A林真理子 ゲストコレクション「水野真紀」
B桑田真澄  22年の現役に幕…「今だから語るジャイアンツでのこと」
C中国大地震 「三国志」舞台の悲劇
Dグラビア 中国大地震

今日は、Dから行ってみよー。ってことで地震ニュースをどこまで追ってるかを見るのが今週のお題なわけだけど、『週刊朝日』はほとんどグラビアのみね。でも瓦礫の中から助けを待つ人の写真は、迫力あるし、カメラマンがこんなところまで後から行ってこんな写真が撮れるということは、よっぽど救助が遅れているということなんだろうと思うと胸が痛むというかなんというか。ただ、写真だけなんで、現場の空気が原稿でないのが、寂しいけど。

その代わりのCということなんですかね。「繪本 三国志夜話」という三国志原稿を『週刊朝日』に書いている安野光雅さんが、取材に行った当時の四川の思い出を語っておられる。そうそう。三国志ファンならご存知でしょうが、この四川のあたりって三国志時代の「益州」にあたるわけですね。僕は、編集した本の数でいえば、なにげに三国志の本が一番多いのかもってくらい縁があって、日本のファンの熱さとか、中国での認知とかも一通りは知ってるんですが、将来、日本と中国が本当の意味で文化交流なんかが盛んになったとき、三国志ってすごくいいコンテンツになると思ってます。そういう背景もあるから、今回、三国志をテーマにして募金とか義捐金とかできればいいなぁとなんとなく思ってるんだけどね。何か機会があれば考えたいと思いまふ。

Bは、桑田の告白。今のジャイアンツに対してやっぱり「何とかしたい」と思っているなんてことを述べている。将来の監督も機会があればやりたいとか。この桑田って、今までの野球選手のなかでも、そのセンスだけを見れば、1位なんではなかろうかって思うねー。いろいろ「投げる不動産屋」とか揶揄されたけど、なんかそんなに悪いことできない気がするなー。たぶん純粋な感じの人なんじゃないかと。だから野球に携わる仕事で、いい活動ができるけど、監督すると失敗する気がするなー。ま、なんとなくだけどねー。

Aは、どうでもいい記事ですが、林真理子の対談に水野真紀が出てたんで、なんとなく読んだけど、なーんか、ヤな感じ(笑)。この人って、昔は「綺麗な人」と思っておったですが、歳を取るにつれてヤーな感じがしてきたわ(笑)。「私、子供のころからもてはやされた経験がないんです」とか、そんなわけねーだろ!みたいな「実はヤンチャよ」トークも浮ついた感じで面白味ゼロ。東宝シンデレラコンテストに応募したきっかけが、フラれた腹いせにという下りでも「あまり興味はなかったんですが、私をフッたことを後悔したらおもしろいかなと思って、軽い気持ちでだしました」とか、もうなんだかな(笑)。そんで、林真理子が、その男が「俺、昔、水野真紀と……」って自慢してるんじゃない?なんて振ったら「そういうことをするタイプじゃないから、好きだったんだと思います」だってさー。へー。良かったねー。この人、綺麗だけど、飲みに行っても全然ツマンナイ感じだなー。ま、あんな代議士と結婚したというひがみというかねたみ視線で見てる部分もありまふけどねー。

で@なんですが、現状の医療制度が抱える問題についていろいろ書いてある。個人的に「出産」の問題に興味があって、ちょっと関連書を読んだので、その件については、明日あたりまた原稿にしてみよかと思っております。おしまい。
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2008年05月19日

週刊誌時評『週刊現代』(5.31)


gendai531.jpg今日は『週刊現代』。主な記事は以下。

@総力ワイド 未曾有の惨事 中国・四川大地震
A中国産食品「外食産業」130社全調査「改善」したか「そのまま」か
Bキムタク総理「支持率イマイチ」で神話崩壊
C驚愕!大人が知らない「子どもネット社会」の闇
Dホンキで『脱メタボ』宣言!!

今週は、中国の地震もあったので週刊誌に注目ウィーク。んで、現代でも当然巻頭に@の地震特集を持ってきておりワイド17Pの頭は「中国政府がひた隠す驚愕の真相 胡錦濤国家主席は大地震を訪日前に知っていた! 」なんてネタ。これは中国の地震局が事前に地震を予知しており、胡錦濤もそれを知っていたのでは?なんてお話。事の発端は、シンガポールの新聞記者が「四川省の地震局の7人からタレコミをもらっています」なんていう記者会見の質問らしいけど、どうなんかなー。ま、一月後に地震が来るくらいのレベルの話だと、実際にアナウンスしたところで、どうなるのかわからないという考えもあるしな。もし日本で「1カ月後に東京で震度6以上が起こる可能性が70%ある」なんて情報が流れたとしても、どれくらいの対応がとれるのか微妙だし、こんな情報を流すかどうかも疑問といえば疑問。だもんで、これをもって、中国政府の陰謀云々とするのは、ちと無理があるような気もするなー。あとは、現地の日系企業に地震の状況を訊いたり、日本でも大地震の可能性があるなどの特集だけど、はっきり言って弱い。現代、やっぱり編集長が変わってから、ダメだな。今、一番知りたいのは、現地の声だったり、テレビでわからない裏の真相なのに、なんかネットや電話でコチョコチョ調べただけの記事だねぇ。おそらく今週号の文春では、宮嶋さんあたりが現地に行って写真を撮ってルポしてくると思うけど、それと比べると「なんだかな〜」。奮起を期待します。

Aは、以前もやってた企画の後追い調査でファミレスとかファストフードチェーンに「中国産、使ってますか?」と訊いてまわるというもの。頑張っているけど、2回目なので新味なし。後追い調査はいいけど、レイアウトも同じだしなー。なんか工夫が欲しかった気がせんでもないけど。なんかこの中国産食材について、もう一歩踏み込んだ記事が最近読みたい。たぶん、中国でもきっちり管理していいモノ作っているところもあるんだろうし、この記事の論調のように「中国産=悪」で固まっているのは、ちょっと飽きたなー。企画の練りどころだと思うっす。

Bは、内容はともかく、このタイトルにあるように「視聴率」というものに一喜一憂している限り、テレビに未来はないということに、いい加減気づけと言いたい。出版界のPOSデータもそうだけどなー。

Cは、まぁ、個人的には新味はない記事だけど、冒頭に書かれていた「まず親は、ケータイは電話機であるという意識を捨てるべきです」という警告には、たしかに納得。あれで電話しているコって、ほとんどいないもんなー。というわけで、彼らはどんなサイトを見ているのかというと、この記事では『モバゲータウン』『魔法のiらんど』『前略プロフィール』なんかを挙げてるねー。ま、こういう双方向のツールとかって、大人でもハマるんだから、子供もハマるよ。でも、子供はよくないと思うなー。最近、思うけど、子供のときって、何の役に立つかわからない本を読むべきな気がするなー。ま、それはそうと、個人的には15歳未満は、ケータイ持っちゃダメという方向でおります、僕。

Dは、ま、どうでもいいけど最近、メタボ法律の影響でメタボ記事が多く、今回のようにこれがメタボに効く食品なんて特集をよく見る。でも、こんな個別の食材で、痩せたり太ったりすることって一過性のもんでしょ。「ゆっくり噛んで、ゆっくり食べる」これが最強なんじゃないかと思うな。そすっと、味の濃いものよりも薄いものを好むようになって量も減るしね。ま、そんなの一人暮らしじゃやっとれんでしょうから、結局、結婚するのが一番の近道なのかもしれんけどね。
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2008年05月16日

週刊誌時評『週刊文春』(5.22)


shukanbunshun080522.jpg今日も『文春』w 主な記事は以下。
@横峯良郎「不倫同棲」210日 さくらちゃんの「パジャマ」を着させられて…「新愛人」告発手記
A胡錦濤に環境破壊をおたしなめになった「天皇のお言葉」
Bロンバケから12年 キムタクはそれを「CHANGE」できない
C「好漢」小栗 旬 「歴代カノジョ」の評判
D阿川佐和子のこの人に会いたいJ=L・ナレ

まー、今号は@かな。この「さくらパパ」はマジでアホというか、救いようがないですな。ま、概要を簡単に説明すると、パパが選挙に立候補する前に六本木のクラブのおねーちゃんを好きになって、マメに口説いて、ま、愛人にしたと。んで、このねーちゃんが、今回、さくらパパのあきれた行状を告発しているわけですが、この人の行動を端的に言えば「セコイ」。まぁセコイですわ。例えば、選挙に出ると突然言い出したパパにその理由を訊くと「参議院のほうが仕事が楽だし、二千万が六年間もらえるから」と答えたらしい。また、こういう別れた女に告発される男のパターンとして、別れ際もセコさが爆発するもんですが、このあたりもぬかりありません。だんだん愛がなくなってきたパパに対して彼女が詰問すると「お前は自分のことしか考えていないのか。今までお前にいくら使ったと思っているんだ。人の好意が判らないなら、今までお前に渡した金を返せ」。他にも、別件で愛人騒動が出たときには、その女性の会社や家に、この愛人に怪文書を作らせて流したりと、ま、セコイ悪党の典型みたいなことを、やりまくってるわけですわ。

たしか、さくらちゃんって、「お前をプロにした金を返せ」ってパパに言われて、お金を返してるんじゃなかったっけ。それを訊いたときは、面白い教育法だと思った人も多かったと思うけど、純粋にこのおっさんのセコさからきた言動なわけ。「お前は自分のことしか考えていないのか」という言葉をそっくり返したいとは、まさにこのこと。

この、拭いきれない「セコさ」は、政治家としても致命的でしょ。この動機として語ったセコセコ語録も本当なんじゃね。もう、こうれは辞めるしかないでしょ。ゴルフ賭博も水に流してたけど、今回は、もうEND。民主も、こいつに退職勧告あたりかませないなら、本当に終わってるよ。マジで。

あ、あと、話が変わるけどこの記事の「さくらちゃんの「パジャマ」を着させられて…」というサブタイトルは、実にうまい。たったこれだけの文字数で、“何があるのかが”よくわかる。こいつの自分の家に呼んで情事をするという無神経さとか、セコさがよく伝わるもん。うまいタイトルというのは、こういうものであるという一例ですね。

Aは、胡錦濤来日の騒動について。早稲田に胡錦濤が行くとき、早稲田の学生チベットの旗を振ってたね。たくさんね。GJ。ま、それはよかったんだけど、こういう記事読むと「ヤな感じ」。早稲田で愛ちゃんとかと卓球するのでも、「王子サーブを出して、それに驚いた総理が俺もやる」なんてシナリオまで作っているってんだから、茶番だなー。なんなんだろなー。ま、でも福田さんは、「そんなのやらせだからやらない」って卓球は拒否したらしいけどな。ま、でも卓球よりもちゃんとパンダを拒否してよね。タイトルの陛下の言葉というのは、環境問題に関して胡錦濤に言って、みんなが硬直したというお話のよう。さすがに、茶番なシナリオを陛下にはおしつけられんわなというオチでありますかね。

以下は、ま、軽く。Bは、こないだも書いたキムタクが総理になるドラマについて今井舞さんが、「内容スカスカ」と辛辣。ま、おっしゃるとおり、それまで政治嫌いだったキムタクが立候補を決意するあたりは、あまりにも動機がカルカル〜ですな(笑)。ま、でもみんなが政治に関心を持つ契機になればいいんでないのーとおいらは思ってますがー。Cは小栗旬がモテモテだけど、その付き合う女が、矢口真里とか山田優とか「今ひとつばかり」という話。ほっておいてやれよ(笑)。Dは、阿川対談で、あのミシュランのおっさんが登場。ミシュランについては、文春はもちろん、各週刊誌が酷評。もちろんオイラも「馬鹿じゃん」って思ってますけど、なんで文春に登場したのか、裏でなんかあんのかなー。阿川さんも、何でも訊くよってスタンスだけど、やっぱりねぇ。京都版とか出るって噂だけど、京都の店は、断固取材拒否してもらいたいと思うのでありまする。
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2008年05月13日

週刊誌時評『週刊文春』(5.15)


shukanbunshun080515.jpg先週の木曜に『新潮』を取り上げたので、今日はそのとき置いておいた『文春』だす。主な記事はこんな感じ。
@胡錦濤の「笑顔」にスリ寄る福田政権「大パニック」
A櫻井よしこ×富坂聰 徹底討論首脳会談は「大失敗」もはや中国にモノは言えない
BGW返上ワイド終わりなきバトル キムタク新ドラマ「チェンジ」に「あの漫画そっくり」の声
Cシンプル/安全/おいしい 体にやさしい「地方イタリアン」
D週刊文春が撮った!見た!「50年の50の事件」

@とAが、胡錦濤訪日にまつわる騒動と、それによる福田政権の今後の動向予測って感じかね。しっかし福田さんは、この機会にガツンと中国側に言えば、支持率もドーンと上がったのに、馬鹿だねぇ。もう、完全にパシリ扱いだし、何を国民が今求めているのか、ベタなところがわかってないねー。Aの対談で、櫻井さんが「各国での聖火リレー妨害によってチベットの現状が世界中にあぶり出されたいま、モノを言わないのは現状を是認して共犯者になるのと同じ、ということが福田総理にはわかっていません」と言ってるけど、まさにそうだな。というか、最近思うけど、櫻井よしこさんこそ政治家になればいいのにね。

んで、この流れでBのキムタクドラマ「チェンジ」の話題。キムタクが総理大臣を演じるというこのドラマですが、基本的に僕は賛成派というか、大いにアリだと思ってますです。前もここで書いてたけど、キムタクが代理店の男とかパイロットをやって、そういう職業を志す若者がいるというなら、政治家とか教師とか、本当に才能溢れる若者が志すことでこの国がよくなる職業を演じろよ!と思ってました僕。小学生が将来なりたい職業で「広告代理店」とか「コピーライター」とか「フリーライター」と書くより「総理大臣」とか「先生」とか「消防士」とか書くほうがいいもんな。絶対。そういうわけで、子どもたちが総理大臣を目指すようなドラマをやれよーと思っておるわけですが、文春のこの記事では、表題通り、このドラマがある漫画にそっくりという“疑惑”を報じております。その漫画ってのは、弘兼憲史さんの『加地隆介の議』。んで、僕もビデオに撮ってこのドラマを見たけど、たしかによく似ているし、このシナリオ書いた人は、確実にこの漫画を読んでると思う。つーか、総理大臣を主役とするドラマを実際に書くとなった人として、過去のいろんな同モチーフの作品に目を通すのは当たり前のことだし、そのなかで『加地隆介の議』を見ない理由はまったくないから絶対に見てる。んで、この漫画はいいと思ったから、わりと似た設定にしてるね。それでそこに、阿部寛が演じるところの選挙参謀が登場して『ドラゴン桜』的なテイストも絡めたのも、ベタだけどドラマとしては、王道であり上手いと思った。というわけで、このドラマはありだと思うなー。それでこの『加地隆介の議』にこのドラマが似ていると指摘された弘兼憲史さんのコメントがいい。「確かに似てますけど、政治モノとなると誰もが同じようなことを考えるんでしょう。私はまったく気にしませんよ」。いいなー!余裕というか、クリエイティブの本質をわかってますねー。ま、というわけで、議員に当選するところから始まったこの『チェンジ』。どういう顛末になるのか、見届けてみますです。はい。

Cは、いい記事。実に良い記事です。井川直子さんというライターさんが、イタリアンは郷土料理であるべしという信念のもと、地方イタリアンの名店を紹介しているのですが、これだけを保存する価値があると思ったです。これからは地方にこそ、よい食があるという価値観を多くの人に認識してもらいたですね。

Dは巻頭のモノクログラビア。文春が見た事件史ですが、実にいいと思うです。これだけでも今号は買う価値あり。はい。
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2008年05月12日

大岡昇平『事件』など裁判員制度を前に読む本

仕事で裁判関係のことを調べているんですが、その過程で色々本を読んだ。

んで、一般の人が今の裁判の現状とか問題点について学ぶのに適した本が色々わかったので紹介しておきます。裁判員制度も始まることですし、こういった本に目を通すだけでも、だいぶ自分なりの考え方を持てると思うので、一読するといいかと思いますよー。

ちなみにどれも読んで面白い本です。

「図解裁判」みたいなカジュアルな概論本もたくさんありますが、そういったシステムを勉強する必要はないと思いますね。以下の本にある事例を見ていくうちにそういった事項は頭に入ってきますので。

というわけで一冊目は『裁判官が日本を滅ぼす』。裁判官がいかに時代にそぐわない判決を出しているのか―ーここに着目してその事例をわかりやすく説明してます。ま、よく言われるのが法曹界に身をおいていてその感覚が庶民といかに離れているのかって話なんですが、そう単純な話ばかりでもないところが興味深い。

例えば、銀行を相手どった裁判で、銀行側に不利な判決が下ることはほとんどないという。
裁判官にとって、退官後、大銀行の顧問弁護士になるのは最高の花道で、すごろくの“あがり”みたいなものです。だから裁判官が銀行と対立する見解を出すことなんてほとんどない。

ま、これがその理由らしいんですが、実際に取り上げた事件とその判決を見てもちょっとあり得ない内容だったりする。

このように現在の判決の数々を列記し、いかに今の司法が危険であるかとい警鐘を鳴らしているのがこの本なんですね。このなかで櫻井よしこさんがこんなことを言っている。
裁判官という存在が今、いかに社会正義実現のためにマイナスであるかを改めて感じました。ここまで日本の民主主義が危機に陥っていることを国民に知って欲しいと思います。国民自身が、裁判官を監視していかなければなりません。《中略》私は、これまで法律のプロである裁判官が判決を下していくことに疑問を持っていませんでしたが、司法制度改革で議論されているように、この国の司法は、普通の国民が裁判官として裁判に参加する方式でなければならないと感じています。

ふむ。この本を読むと誰しもが「裁判員制度って必要かも」と思うはず。それほど危機感を覚える判決の数々が列挙されております。また、個人的にこの書き手のジャーナリストが、こういった判決を書いた裁判官の官舎を直撃して「どう思いますか?」と訊いている部分も重要かと思った。「取材には答えられない」という返答を取るだけでも、人間が下した判決ってことが改めて伝わってくるもんな。まことほど左様にかなりの労作の本書。一読の価値ありですよ。


んで、この次に読んで欲しいのが、『裁判官の爆笑お言葉集』。『裁判官が日本を滅ぼす』を読むと、日本の裁判官に絶望しっぱなしになりますが、そのバランスを取るためにぜひこちらも読んで欲しい。ここでは、裁判官の“お言葉”と、その事件の概要が端的に紹介されているわけですが、ま、なんというか血の通ったいい言葉を発する裁判官も多いことを教えてくれます。
犯人が人を殺すのは簡単だが、国家が死刑という判決を出すのは大変だということです。皆さん、納得はいかないと思いますが、そういうことです。

例えばこれは、女子高生が殺害された判決に際しての言葉。判決文で犯人の残虐性などにさんざん言及しているけれど、「被害者が一人」「計画性に乏しい」という事実から見て、悩みぬいて無期懲役の判決をくだしたというのが、この言葉からもわかる。あー、裁判官も人間だなーと当たり前のことを教えてくれます。

これを読むと「裁判官にもいい人いるじゃん!」って希望が持てます。ある意味、いい話で売れる本を作っているわけで、これはかなり貴重で有益だと思うなー。

また、余談だけど、裁判官の言葉と事件概要を1Pに、その概要を見開き対向の1Pにシンプルに割り振った編集者のセンスもいいです。こういう単純なことって思いつきそうで思いつかないんですよ。若い書き手を使っているところも含めて、編集者のセンスが光る秀作です。この本。

だいたい上記の2冊を読むだけでも、だいぶ裁判というものに関心が出ると思いますが、最後にぜひ読んでもらいたいと思うのが、大岡昇平の『事件』。大岡昇平といえば、『野火』とか『レイテ戦記』で有名ですが、こんな本も書いていたのねー。と、僕は知らなかったのですが、結構有名な作品で、映像化もされているんですね、これ。

話の大筋としては、神奈川県のある小都市で殺人事件が起こり、19歳の少年が逮捕され裁判が始まる。んで、この裁判の過程を追うことで、事件の真相が明らかになっていくというお話。巻末の解説で佐木隆三さんが、「これほど面白くてためになる小説も珍しい」みたいなことを書いていますが、まさにその通り。裁判の流れや概要がとてもよく頭に入る上、徐々に弁護士の質問によって事件の真相が明らかになるストーリーは、ぐいぐい読ませます。これは本当にいい仕事というべき作品。1961年から新聞連載されたものだけど、古臭さはまったくない。日本の小説史に残る傑作だと思ったです。新潮社の営業の人。この作品「裁判員制度を前に読むべき傑作!」といったポップ立てたらバカ売れすると思いますよ。早く重版したほうがいいですよ。いや本当に。

ま、そんなわけで、上記の3作あたりから読み始めると、裁判員制度を前にして、いろいろ興味がもてますよーというお話でした。あ、もちろん『十二人の怒れる男』は、言うまでもなく傑作中の傑作ですからね。これは絶対見るべき映画です。おしまい。
















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週刊誌時評『週刊現代』(5.24)


gendai5.24.jpg今日は『週刊現代』。主な記事はこんなとこ。
@中川秀直自民党元幹事長「愛人スキャンダル」告白した“政策本”の中身
A「元アイドル」のAV女優が硫化水素で命を絶つまで
B衝撃事件「その後」続篇 東京・渋谷“セレブ妻”バラバラ殺人 三橋歌織被告 懲役15年に「大満足です」
Cトップ企業149社「本当に仕事がしたいCMタレント」80人
D効能別 カラダにいい「ミネラルウォーター」はこれだ!

@は、わかりやすく言えば、今度、中川元幹事長が講談社から官僚主義批判を主題とした本出すので、そのパブ記事なんすかねー。ま、その本の中で過去の愛人スキャンダルの禊を行なっているというお話。ま、それはいいとして、この記事の中で、中川元幹事長って、ポスト福田の最右翼とか書かれているけど、本当か? この人だとどう考えても選挙は勝てないだろと思ってたら、やっぱりそういう評判はあるのね。「もともと中川氏は森元首相と“双子の兄弟”と揶揄されるほど、典型的な派閥政治家でした」こんな下りがあるけど、まぁそんな感じだーわな。ぶっちゃけ選挙に勝つという人選だと、麻生太郎か小池百合子しか選択肢はないんでないかなと思うな。ま、それがいいのかどうかは別問題だけど。

Aは、ネット界隈で話題になってた自殺話の顛末について。元アイドルのAV女優が硫化水素自殺をする前に「2ちゃん」でその予告などを行なっていたとか、アイドル時代に芸人と寝たとかそういう話を週刊誌で暴露してそれが原因で叩かれたとかそういう話かね。この硫化水素自殺とか、死刑になりたくて無差別殺人とか、最近話題だね。これをもって社会が病んでいるとか簡単に論評するのもどうかと思うけど、なんか全般的に“安易”な感じがするなー。ま、ちょっと考えましょ。

Bは、ワイド特集のひとネタ。三橋歌織が15年の判決を受けたけど、法定で夫のDV話を暴露できたので満足らしいというお話。最近、仕事で裁判のことを調べているんだけど、この15年の判決というものの“重さ”が今いち測りかねない。死刑と無期というのは、死ぬか生きるかの問題なので、量刑の重さを測りやすい。ただ、懲役10年と懲役15年って、どういうところで線引きを行なうのか。また、当人にとってどれだけ重さの差があるのか知りたいし、考えてみようかと。なんとなくそう思っておりまふ。

Cは、よくこういう企画あるけど、何が面白いのかよくわからん。テレビでも「CMの裏側」とかよくやっているけど、あれ面白いか? 「そういう特集自体がCMになっている」とか、そういう裏側なら知りたいが、犬が話すのはこういう仕組みですとか、どうでもいいわ。この特集でも、CM人気は仲間由紀江とキムタクとか教えてもらってもなー。へー。なぜテレビはパチンコとサラ金のCMを締め出せないのか?とか、そういう裏側をやってくれよ現代さん。こんな昼のワイドショーみたいな特集は実につまらんね。

Dは、ミネラルウォーターについてそうとう詳しくやっているけど、これと現代の読者がかぶるのか、はなはだ疑問。こんなのHANAKOあたりに任せておけばいいんじゃね? それより前から疑問に思っているけど、なんで外国から持ってくるクリスタルカイザーって、日本のサントリーあたりの水より安いの? あれ不思議。水なんて国内のものを消費すればいいと思っているので海外産とかどうでもいいけど、そういう価格のカラクリみたいな話なら読みたいです。はい。
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2008年05月09日

昼酒会〜大井町編〜


大井町.JPGこないだ昼酒会で、大井町に行ってきたけど、なかなかここもカオス空間で、いい味だしてるわ。

駅そばの一角にある路地は、新宿のしょんべん横丁風ですかね。軒を連ねるといった風合いで、50軒ほど。そう、思ったより多くない。んで、2時に入った焼き鳥屋で、あまり飲み食いしては先が続かないと1時間ほどで「出ましょう」と出たはいいけど、意外と開くのは軒並み遅くて、だいたい5時オープンがデフォルト。んで、しょうがないから、今にもつぶれそうな蕎麦屋に入ったんだけど、ここが渋いとかそういうレベルを超えてた。椅子も机も店のばあちゃんも骨董品屋のレベルで、お品書きに「酒 1級450円/2級400円」と書いてあったから「お酒…1級ください」といったら「ウチは2級しかないよ」と、おばあちゃん。そうですか……。んで、ヌル燗にしてもらったんですが、そしたらばあちゃんが、蕎麦を茹でる大鍋に蕎麦用のザルに日本酒のビンを入れて「ドボーン」って入れて燗づけしてた(笑)。こんな味のある燗づけ風景はもう二度と見られないだろうなぁ。これで一気にファンになったわw

んで、そうやって燗づけされた2級酒は、とっても心地よくてね。5本も6本も飲んでたら、いくらでも飲めるような気がしてたけど、こんなノーマークの蕎麦屋で酩酊しててもしょうがないと、「肉のまえかわ」なる店に移動。

ここは、けっこう有名な肉屋の店内&軒先で立ち飲みができる店。ビールは、店の奥の冷蔵庫に山盛り入ってて、そこから勝手に取り出して清算方式。つまみは、肉屋が作るコロッケ(65円)とかメンチカツ。あと焼き鳥ね。味をとやかく言ったら、最近流行りの本格炭火で焼いちゃうよ立ち飲み系のほうがいいかもしれんけど、安いのと雰囲気がいいですなぁ。昼酒が街に馴染んでる感じがいいねぇ。

んで、この日は、安い燗酒がじわじわ効いてきて、立って飲むのが辛くなってきたから、本命の鰻の立ち飲みは次回に持ち越しにして、蒲田で飲んで散会! 5時間も飲み続けたけど、帰るのは夜の7時というのが、なんか魔法にかかったように時間を得した気分になるのが、昼酒の良さですね。

また行こ。今度は、立石遠征っすかなー。もしくは神田界隈の洋食屋でも巡ろうかな。

※写真は蕎麦屋で出してくれたお酒。このまま蕎麦鍋に放り込んで燗付けしてくれます

※ちなみに前回の模様はこんな感じでしたよ。

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2008年05月08日

週刊誌時評『週刊新潮』(5.15)


20080508sinchou.jpgGWも終わったので、週刊誌ウォッチも再開ですよー。というわけで、今日は『週刊新潮』にしてみた。主な記事はこちら。
@「パンダ下賜」に平伏する「胡錦濤」来日 「タイミングが良すぎる」ので流れる「リンリン暗殺説」
A【ワイド】変人の研究「手記で金儲けしたい」という光市「母子殺害少年」の父親
B「なんで見ちゃったのかなあ」テープ巻き女子高校生が残した「殺害直前プロフ」
C死刑囚を“支える”刑務官を演じた「小林薫」
D「船場」が恨めしある日の「東京吉兆」

今号の目玉はやっぱり@。胡錦濤来日に絡めて、中国問題をいろいろ書いておられるわけですが、なかでも目を引くのは、「リンリン暗殺説」w。ま、あまりにタイミングよくリンリンが死んだので、暗殺疑惑が浮上という、まネタであると思いたいようなお話なんだけど、それはいいとして福田さんは本当にこのタイミングで1億円のレンタル料を払ってパンダを借りる気なのだろうか。これこそ都民に訊いて欲しいけど、パンダを借りたほうがいいと思う人ってどんだけいるんだろ? 僕の予想だと3分の1もいないと思うけどなー。いい加減、福田さんは現在の対中政策が、あまりに民意と離れすぎだってことに気づくべきだよ。マジでー。

あと、日本が舐められているというネタとして餃子事件の続報も載ってた。それによると、以前は密封していた袋からも有毒物質が浸透したと言い張ってた中国だけど、
「そんなわけないでしょ」と日本は言ってたわけですよね。そしたら最近になって「あのときの実験に使った袋にはやっぱり穴が開いてたあるヨ」って言ってきたらしいな中国当局! もう話にならないわけだけど、この報告を官邸は公にしなかったらしい。なんでもそんな話をオープンにしたらまた中国バッシングが強くなるから“配慮”したらしいよ。……。もうアホかと。ね。

あと、櫻井よしこさんも書いてるけど、チベットと同様ウィグル自治区でも民族弾圧が行なわれているんだよなー。この中国問題、ますます混迷していきそうだけど、ちゃんと注目してきましょう。

Aは、ワイド特集で「変人」をいろいろ紹介。なかでもショッキングなのは、表題にもある光市の母子殺害事件で死刑判決を受けた元少年の父親が、手記を出して金儲けを画策しているというお話。記者に対して「私ら家族も被害者。まさか俺が本を書いたら世間からバッシングを受けることはないだろ?」と聞き返したという感覚には、ちょっと唖然っす。

Bは、まだ犯人特定に至ってない愛知県の女子高生殺人事件。事件に巻き込まれる前に、ネット上に「見ちゃった」と謎の書き込みがあったというお話。おそらく変質者の犯行ってラインなんだけど、こういった犯行に対する方策は、根本的に考え直さないとダメな時期かもしれんなー。

Cは、映画紹介。吉村昭さんの『休暇』という短編が映画になるそうだ。この映画は、死刑執行にあたって「支え役」という首を吊った状態の死刑囚が死ぬまで下で支える係にスポットを当てたものだという。んで、この映画を35歳の監督が撮るわけなんだけど、主演の小林薫は「若いヤツが重いテーマを一生懸命やろうとしていることに共感した」という。上映されたら見ようかと。

Dは、船場吉兆の余波を受けて東京の吉兆の弁当も売れが鈍くなっているというお話。この原稿の締めで、東京の吉兆で残った弁当は?というフリにこんな返答があった。「(使いまわしなんて)とんでもない! 新宿タカシマヤの地下には処分場があり、当店だけでなく、新宿タカシマヤで売れ残った食品はすべてそちらで処分しているのです」。ふむ。このようにうちでは船場吉兆のようなことはしてないよと、強く表明されておられる。ふむ。でも、なんかこう「もちろん捨ててますよ!」って言うと、それはそれで違和感あるなー。なんだろ。余ったものを使うことって、本来はそんなに悪いことではないはず。ただ、船場吉兆では、高級を売りにしながらそれをまた客に出していたから顰蹙を買うのはこれ当然。でも、余ったのはもち捨ててるよ!というのも、そんなに“いい話”とは思えないよなー。「余ったものは、社員の味への感度を高めるために、我々で料理しなおして食べています」。例えば、こんな答えとかにならないかなー。「余った弁当は、社員で分けています。販売すると、長時間放置されて問題になる可能性もありますが、事情がわかっていてすぐに食べる社員であれば問題ないと認識しています」。こんな答えもある。また、飼料などに使うという手もあるし。今回の問題において、船場吉兆は「ヤレヤレ」って感じだけど、余ったら捨てることが正解のように思うのは、なんか違う気がする。そう思うGW明けでした。おしまい。
posted by okataco at 16:57 | TrackBack(0) | 週刊誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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