2008年06月30日

週刊誌時評『AERA』(7/7)


aera_20080707.jpg今日は『AERA』にしてみました。主な記事はこちら。
@2人目はもう産めない◆仕事をしながらの子育ては1人が限界
A横浜で産めない育てられない
Bハケンは一人も産むなというのか 雇用が切られる
C「17人」の親たちの事情開設1年「赤ちゃんポスト」
D17人の妊娠が分断した国高校生の「妊娠協定」で大騒ぎ

今号は子育てがらみの記事が山ほどあったので、いっそそれだけに絞ってみました。というわけで、まず@。記事としては、仕事と子育ての両立に悩むお母さんたちの現状ルポってとこですかね。会社に復帰したけど、自分だけ早く帰るわけにもいかず、保育料の延長料金が10万円になった人とか。わりと、悩んでいる人が続々という感じ。でも年収レベルとか、かなり高い人がたくさん出てて、「社会の平均はこれより大変!」って言いたげな雰囲気。うーん。AERAは、こういう記事を供出して何を言いたいのかよくわからない。どうしたいんだろ? みんなが2人目を作らないのは国が悪い!って言いたいんかね。それよりも、松坂の奥さんである柴田倫世さんのお言葉のほうが、全然いいと思ったけどね。「(子どもが2人になったら)1人の子に完璧を求めなくなったからなのか、2人も3人も同じ感覚。3人4人いてもいいなと思うようになりました」。ふむー。こういうのってポジティブメッセージでいいんじゃないかねー。

Aは、でもそうも楽観的なことばかり言ってられない状況のお話。これだけ保育所が満員なのは、共働きが多いからなんだろうが、なんか都市圏における生活スタイルの画一化が、もう行き詰まりを見せている感じだなー。こういうのって子育てだけの問題だけでなく、地方活性とか地方分権とかそういった部分から改善していかないと、なかなかうまく行かないような気がするよ。。。

Bは、もっと暗い感じにさせられる問題だけど、なんかタイトルに品がない。どっかの機関紙じゃないんだから、もうちょっと読ませようとしようよ。

Cは、赤ちゃんポストに子どもを預けた親の事情。この中でネットにもで記しておいたほうがよい話があったので引用しておきます。

「妊娠しても育てられない場合は、出産後に身元を明らかにした上で理由を説明し、児童相談所に託す。それが行政による本来のセーフティネットだ」


ふむ。んで、ネットを見ると、各県に児童相談所があり、連絡先も明記されております。僕が見たところ「富山県の児童相談所」のHPが、児童相談の全般についてわかりやすく書いてあったので、リンクしておきます。うん。要するに、「赤ちゃんポスト」に頼らずとも、本当に困った人には、国がもともと対応する方策をもっているわけですね。こういうこと、もっと告知すべきだよなー。うん。

Dは、同じ17人でも、みんないっしょに妊娠しようねというアメリカの女子高校生問題。この背景には、ブリトニー・スピアーズの妹が17歳で出産したとか、『ジュノ』って映画で未婚の出産がかっこよく描かれているとか、カルチャーの問題がよく取り沙汰されている。でも、アメリカって「絶対禁欲政策」という「結婚するまで性行為をしてはいけない」という論法を推していて、この教えを広める教育だけに補助金を出すという政策をとっているんですよね。これいろいろ雑誌やラジオなんかでは、見たり聞いたりするけど、あまり知らない人多いんじゃないかなー。こういった若年層の妊娠の背景には、こういった教育方針も、大いに関係してる。こういった部分もしっかり見ておくべきね。こういうネタはゴシップにしちゃダメ。
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2008年06月28日

週刊誌時評『週刊新潮』(7/3)


sinchou20080626.jpg今日は『週刊新潮』。主な記事はこちら。
@百害あって利権あり 安倍・山拓戦争の裏に北朝鮮「5000億利権」
A橋下知事が「暗殺」に本気で脅える大阪の「ヤバすぎる空気」
B「猪口議員」少子化の妙案は「夫の育児休暇」と「子育て宝くじ」
C「サミット」を商売にするテレ朝「エコ特番」
DTV視聴室

今日は、『新潮』がイマイチ&晩酌中なので、コンパクトモードでいきます。

@「百害あって利権あり」ってのは、現状で北朝鮮と仲良くしようという山拓に発した安倍さんの発言ね。こういう強気な一面は安倍さんのパフォーマンスと見る向きもあるけど、僕は信じたいなー。やっぱ、この人、外交一本で頑張って欲しい。強気で頑張ってもらいたい。

Aは、昨今続出しているネットの殺人予告が橋下知事にもされてて、書いたヤツが捕まったというお話。こういうのに便乗して殺人予告をするなんて、なんかもっと厳罰与えられないもんかね。あと、色々言われているけど、橋下さんは頑張ってると思う。頑張れ。

逆に、何を頑張っているのか、全然わからないのが、Bの少子化対策。少子化対策って、金なのかなー。金をもらったら子どもを産むとか、そういうことだとは全然思えないのだが。。。

Cは、エコ番組について。なんでも視聴率は取れなくても「エコ特番」と銘打つだけでスポンサーがバカバカ入って大笑いなんだとか。なんだかなー。企業も金じゃなくて、頭を使おうよ!前も書いたけど、エコの本質は地域愛だと思うですよー。

Dは、何気に好きな新潮の連載。連載というか、1Pでおっさんが好きそうなテレビ番組が7つ紹介されているだけなんだけど、なかなか良いからご紹介。今週号によると7月2日にNHKで「フードマイレージ」の特番があるみたいね。見よ。
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2008年06月27日

週刊誌時評『週刊文春』(7/3)


bunshun080703_thum.jpg今日は『文春』。主な記事はこちら。
@鳩山法相を「死に神」と呼んだ朝日素粒子論説委員の呪われた「前歴」
A横峯良郎「政策秘書」が愛想尽かしの「決別宣言」
Bパラレルターンパラドクス福岡伸一
Cヨコモレ通信 辛酸なめ子
DドッキリTV語録 清野 徹

@は、死刑のハンコを突きまくる鳩山法相を「死神」と揶揄した『朝日新聞』の論説委員について。ま、この「呪われた前歴」というのは、雅子さんの懐妊をスクープしたけど、そのプレッシャーが一因となって流産されて云々というものとからしい。ま、そんでこの「死神」だけど、本質として『朝日』はなんでも批判すりゃいいってもんじゃないだろと、前から思ってる。批判って楽だからなー。あと批判がカッコイイと思っているのは実に稚拙。「中傷する意図はありませんでした」とか、弁解しているけど、こんな言い訳も稚拙。じゃあどんな意図があったんだ。ったく。

Aは、前から読んでて、もう飽きたけど、ま、一応読んでみたさくらパパの呆れた言動について。勉強会行かずに銀座通い―ーみたいな内容は既報どおりなんですが、これに愛想を付かした政策秘書が辞表を出して愚痴っているわけですね。んで、この人が吐いたこの言葉が笑った。「私には最後まで理解することができませんでしたが、横峯さんは既存の政治家の枠にははまらない。超大物なのだと思います(笑)」ハハ(笑)。ま、もと秘書ならこういうしかないよなー。ま、でももう辞めたほうがいいよ。この人。他のメディアで全然批判されないのは、なんか理由があんのかなぁ。

Bは、『生物と無生物のあいだ』を著した福岡さんのコラム。2カ月くらい前から始まったけど、面白いので読んでます。今回は、狂牛病について。韓国では、米国産牛肉の輸入解除でデモやるほど怒っているけど、日本はなんか喉もと過ぎた感じだけどトンでもない!というお話。ふむ。また「狂牛病は牛が狂った病気というよりは、人が牛を狂わせた病気、つまり人災である。だから無機質に“BSE”と呼ばず、狂牛病と呼び続けるべき」という主張は、そうだよなー。この人災のポイントは、本来草食の牛に肉骨粉という肉を与えたことに原因があると、わかりやすく解説もしてくれるし、いい主張です。やっぱコラムはこうでなくっちゃと思う心地よい主張でありました。

Cは、辛酸なめ子さんが、いろんな場所に行ったりするコラム。今回は「潮干狩り」に行っていた。この「潮干狩り」というのは、関東に住んでいる人にとっては、ごく一般的なレジャーだけど、関西出身の僕にとっては、すごく不思議です。こんなのやったことなかったしな〜。なんでこんなにみんな熱中してるんだろw「こんなにたくさんの四つん這いの人を見たのは初めてです」って(笑)。

Dは、テレビ発言の紹介なんだけど、関根勤のこんな発言が紹介されていた。「オレ。フレンチキスというのは、今まで軽いキスのことかと思ってたら、ディープキスのことなんだって」。へ〜。オレもそう思ってた。んで、ウィキペディアで調べたらたしかにそうだった。豆知識ゲットだね。
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2008年06月25日

『いぬ・ねこ せかい地図絵本』

いっしょにFC東京を応援している高井さんが、『いぬ・ねこ せかい地図絵本』を刊行。考える絵本って感じでいいですよー。
内容は、いろいろな犬種・猫種を出身地(原産地)ベースで世界地図にマッピングしたものです。たとえば、メキシコの地図にはチワワが、ドイツの地図にはダックスフントが、日本の地図には柴犬のイラストが入っています。動物園に行かないと見られない動物たちよりもっと身近な動物である犬&猫を通じて、こどもたちに世界への興味を養ってもらいたい、と思って作りました〜。より正直に言えば、自分のこどもに興味を持たせたくて〜。


いいな〜。僕も子どもも読者に想定した本、作りたい。というか、児童書みたいなの作りたいと思ってまふ。
それは、近頃チビといっしょに図書館に行って児童書を見てると、そこから色んな可能性を感じてるからなんだよな〜。

まず、「絵本や字が大きな本=児童書」と限定するのは実に勿体ないと思う。なんかもっと大人も子どももいっしょに学ぶとか、大人が学ぶとか、フレキシブルであっていい気がする。

なんか今の本って、瑣末な情報が多すぎる気がするんですよ。

僕もいろいろ本を作った経験から言うと、ぶっちゃけ一冊の中で心からオススメできる部分が半分くらいの本って多い。そんなとき、他の原稿を捨て去って、いい原稿の部分だけで見て楽しい本とか作りたい。

あと、読み手として勘違いしている人が多いですが、読むのが簡単な本って、作るのは難しい。センスを問われる。「簡単に読めるから価値が低い」なんて言う人がたまーにいますが、ナンテコッタイ! 読むのが難しいまま出せたら編集は楽々です。それをいかに平易にするのかで、汗かく部分もあるんでね。

この部分が、僕らみたいな職業編集者の腕の見せ所なんですが、この腕を見せてくれって媒体が少ないから、自分でなんとかその場所を作らねばと思っておりますが〜。

理論社が「よりみちパン!セ」という素晴らしいシリーズを出しているけど、こういった路線は、もっと開拓の余地があると思う。このあたり目指していかねばな。うむ。

で、高井さんの本も大人と子どもがいっしょに読んで学ぶという方向性があって実にいいと思う〜。僕は、この本でロシアに飛び地があること、初めて知りますた。岩波ジュニア新書も実にいいのですが、何かを学ぼうとするとき、よくできた児童書から入るのはオススメです。山のように出すぎて全体のクオリティが均一化していない新書よりもハズレが少ないですよ。




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2008年06月24日

週刊誌時評『週刊SPA!』(7/1)


spa080701hb.jpg今日は『SPA!』。主な記事はこちら。
@[大ブームの勉強法]ガチンコ実践報告
A[趣味系合コン]に潜入!
B30歳・年収300万円からの[いつかは持ち家]最終案内
Cこれでいいのだ!
Dドン・キホーテのピアス

カラーのメイン企画は@とA。@は、最近ブームの勉強法の実践という食いつきの良さそうなネタ。アリな企画だね。んで、「自分をGoogle化」だとか「100円ノート」だとか「手帳でどうしたこうした術」ね。うん。なんでこんなにブームなんでしょうね。思うけど、こういった効率化とか情報整理ってのは、かなり恒常的に大量の情報を摂取している人にとって役立つもんでないの? なんかハードディスクの中は空っぽなのに、整理法だけ勉強しても仕方ないんじゃないの。新入社員とかさー。若いときは、ガムシャラにやったほうがいいと思う。端から効率よくなんて気持ちでやっててもしょうがないと思うんですけどね。

Aは、ゴルフ合コンとか座禅合コンとかデート合コン(なんじゃそりゃ)なんてのが紹介されているけど、こんなの本当に流行ってるのか。

Bは「家は買うのが得?それとも賃貸が得?」という「女との友情は成立するのか」みたいな永遠のテーマについて。週刊誌で何度このネタを見たことだろうか。仏法の問答ネタみたいね。これね。

Cは、福田&坪内対談。アキバ殺人事件について、犯人の両親の「夫婦関係」がポイントって話から始まって、犯人が「短小包茎で悩んでいた」という流れに。ここで「短小包茎といえば誰?」ってことになると「江戸家猫八は短小包茎で有名だよね」ってことに。んで、坪内さんが「日本で一番偉大な短小包茎は三国連太郎」だとおっしゃる。なんでも自伝にそう書いてあるらしく、そのコンプレックスで次々と女性にアタックしてモテたのだとか。欠点も、ま、生かしようなんだよなぁ。それにしても何でも知ってるなーw

Dは、鴻上尚史さんのコラム。前回に続いて、アキバ事件を考える上で「表現すること」そしてブログ論などに触れられているんですが、今号と先週号は、ネットでの表現問題を語るうえで素晴らしい考察かと思います。

今号では、モテもすべて技術だとして、この技術を磨くためにネットで文章を書くことは、極めて有効だとします。
ネットの長文は、表現力を磨くいい場所になるのです。長文じゃないと意味ないですよ。だって長文だから技術が向上するわけです。
《中略》
少なくとも2000字前後の長文を書いていたら、間違いなく、表現力は向上します。「不細工は死ぬしかないんだよな」なんていう短文じゃダメですから。向上すればきっと読者の一人か二人はつくのです。
人間が自暴自棄にならないで生き延びるためには、たった一人。いればいいんです。一人の人が見ていてくれると思えば、死なないのです。
《中略》
あの犯人が、携帯の手軽なサイトではなく、自分のブログで自分の挫折と夢を長文で語っていたら、「現実でも一人、ネットでも一人」ではなく、ネットの闇から、呼びかける声がしたんじゃないかと僕は、楽観したいのです。

うーん。素晴らしい考察だし、本当にそう思いたい。
いい文章だな、これ。コピーして保存しておきたいと思うです。はい。
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2008年06月21日

週刊誌時評『週刊新潮』(6/26)


新潮20080619.jpg今日は『週刊新潮』。主な記事はこちら。
@「倒壊旅館」「転落バス」地震の生死はここで分かれた
A「御曹司怪文書」まで出た丸川珠代議員のKY「ヒンシュク婚」
Bネットで「神」と崇められる「アキバ通り魔」
Cついに「ドラマとCM」で起こり始めた「キムタク異変」
D「怨嗟の声」に迎えられる「山本モナ」キャスター復帰

巻頭は@の地震ネタ。相変わらず新潮は被害者の横顔などをきっちり追っていてすごいと思う。あと冒頭の4C写真も出色の出来。こういう地震が起こるたびに、家の防災袋を再点検しようと思いつつも放置しているから今度こそやろ。ケータイの予備電源があるとすごく安心&便利だから今度買ってきます。みんなも防災袋チェックしたほうがいいですよ。はい。

Aは、どうでもいい記事かと思いきや、スゲー面白かった。ま、主題としては丸川珠代が議員同士で結婚したという話で、こちらは別にどうでもいい。ただ、この丸川珠代に対する“怪文書”というのが、単なる誹謗中傷って感じでなく、実に芸がある。すべてエド・はるみの「グぅ〜」に絡めているんだけど、笑える。
「なりふりかまわず、ウェディングぅ〜」「女子アナやめてフィッシングぅ〜」「慶應ボーイをサーチングぅ〜」「御曹司のみウォッチングぅ〜」「カイロと靴屋でバッティングぅ〜」
「投票所までゴーイングぅ〜」「しかし権利はナッシングぅ〜」「頭を下げてクライングぅ〜」「パフォーマンスがフライングぅ〜」

うまいよねーw 「カイロと靴屋」というのは、前に付き合っていたのが、「ホッカイロ」の老舗メーカーの御曹司で、今度結婚するのが靴メーカーの御曹司という流れでね。こういうネタも上手に絡めて、これはうまい! 作ったやつは、単に彼女が嫌いだけでなくユーモアもあるね。はい。

Bは、アキバ事件ネタ。2ちゃんを見ていると、加藤を礼賛する書き込みやスレッドもあるから、こういうタイトルなんだけど、なんか違ううんでない?
「神」とか書いているのは本当に一部だし、書いているヤツのなかでも多くはネタで書いてるんでしょ。なんかそういう一部を取り上げてネットの主流な意見と捉えられるように書くのにはなんか違和感っす。

Cは、キムタクドラマが低調&人気ランキングでも1位から陥落を「異変」としている記事だけど、それが「普通」。ずっと1位なんて気持ち悪いわ。キムタク政治ドラマ『チェンジ』見てますよ。僕。まー、話の流れとして「どうなの?」と思う部分は多々あるし、聞いてて気恥ずかしいところもあるけど、政治をネタにしてみんなが関心もつきっかけになるからいいと思う。ただ、もうちょっと見ていて「政治のマメ知識」が付くような解説とか入れて欲しいけどなー。頭を使わなくて見られすぎ。もっと頭を使いたい。ま、そういう意味でいえば深夜に別のタレントで政治ドラマをまたやって欲しいんですけどね。

Dは、山本モナがフジテレビでキャスターするから、フジのアナウンサーが怒っているというお話。山本モナって女の人から人気ないよねー。。ボク、けっこう好きです。いっしょに酒でも飲みたい感じ。頭いいよねー。話もうまい。でも「山本モナ好きっすよ」って言ったら、だいたい「え〜」と非難交じりの返しをされる。そういう立ち位置みたいね。でも、ボクは応援したいと思うっす。モナいいよ〜。
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2008年06月19日

週刊誌時評『週刊文春』(6/26)


080626_thum.jpg今日は文春。主な記事はこちら。
@「拉致交渉の崩壊」全深層「国交正常化なくして拉致解決なし」
Aメタボ健診だの、後部シートベルトだの、傘さし自転車禁止だの お上がごちゃごちゃうるさいぞ! 徳岡孝夫
B 秋葉原殺戮  5000件ケータイ書き込みの「病理」を読む
C 宮崎 勤死刑執行 「鳩山法相 VS 人権派」 水面下の攻防 全部書く!
D著者は語る 団 鬼六

巻頭は@。なんか誰が頼んだのかよくわからないけど「よど号」の犯人を帰してくれるとか、どこまで頑張るのかわからないけど「再調査する」とか言ってる北朝鮮問題。この記事をざっと読んだ感じでは、これからが本当の交渉で、おそらく水面下でいろいろ動いているというもの。ま、そだよなー。外交官とかも馬鹿じゃないでしょうからねー。結果に期待してます。ところで、ふと思ったのですが、「よど号」の「よど」って何ですか? 鳥ですか? そんな鳥いるのか? 地名? 淀君?

Aは、今号で一番面白かった記事。この徳岡孝夫というオッチャンが、タイトル通り「お上はゴチャゴチャうるさい!」って言っておられるw あの日曜日の朝に「活!」とか言ってる張本には、まったく共感するところが少ないけど、この人のスタンスはいいなぁ。達観したオッチャンとかお爺さんの意見は、芸だし深みがあるね。塩爺とかもこのパターンね。こういう人、テレビに出てたら楽しそう。何があっても「そんなこともありますよ。ふぉふぉふぉ」とか言ってて。キッチリしたがるオバサンはキー!ってなるけど、見てて気持ちいい。後部座席のシートベルトねぇ。必要なのかねぇ。

Bは、アキバ事件について、今号はこんな形でやっておられた。佐藤優さんが「現代の『罪と罰』だ」と題された意見を出していた。「政府はこの事件を『国家の危機』と捉え、本気になって分析と防止策に乗り出すべき」と言っておられる。ふむ。ここで思ったのが、こういう事件の心理分析をすることによって、後年の犯罪抑制にどのような効果が具体的にあるのか知りたい。官僚だった佐藤さんが言うのだから、国家レベルでいろんな対応がなされてきたんだろうけど、あんまり知らない。どういうことができるんだろうか。。。今度調べてみよっと。

Cは、内容よりも、早さに驚いた。これって水曜日の朝じゃないっけ。発表されたの。つーことは、火曜日の夜にはキャッチしてそれから書いて木曜日の今日発売ってことかな。スゲー!

Dは、鬼六先生が『我、老いてなお快楽求めん』という本を出したことで、インタビュー。鬼六先生って、末期の腎不全で死の宣告を受けてたんですねー。知らなかった。それでも、タバコは2箱とか。でもアソコが勃たないとか言ってるw この人もいいですよねー。達観してるし、やっぱかっこいいわ。鬼六先生と、渡辺淳一センセをクラブで酒飲ませながら、ニュースのコメンテーターとかやればいいのにね。絶対、見たい。北方センセでもいいなぁ。こういう人にはもっとメッセージを発信してもらいたいッス。そういや、昔、『タイトル』という文春の雑誌で「地獄で鬼六」という人生相談みたいなページがあって好きだった。もうないけど。ね。
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2008年06月17日

週刊誌時評『週刊SPA!』(6/24)


spa6.24.JPG今日は『SPA!』。主な記事はこちらー。
@[30歳で300万円]達成者の共通点
A[今ドキ結婚]の意外な損&得を総決算
B[Over40男に走る20代OL]増殖の真相
C江川達也の時事漫画「ネットに書き込んだ孤独も無視され肥大化した孤立感」
D「ドン・キホーテのピアス」

4Cの特集は@とAとB。こうやって俯瞰すると面白いのは、40代向けの企画というのはモテで30代向けの企画は、実直な貯金ってところ(笑)。というか、今やSPA!のメイン読者はどのあたりにいるんだろうか? もう混沌としすぎてるよねーw 僕の観測によると29歳〜32歳がストライクなんですが、もうしかしたらもうちょっと上かもしれんね。

で、@とAはスルーしてBについてちょっとだけw ま、これは最近40歳以上の男性を好きな女子が「カレセン」などとネーミングされていて、なんとなくブームになっていてそれに乗っかった企画なわけですね。“真相”とか書いてあるけど、ま、なんで好きなのかってことが中心に書いてあるわけだけど、これをモテない中年が意識してモテるとか、そんな類の話ではありません。つーか、本質的な問題として、こういうのって意識したら絶対にモテないわけですからねぇ。とりわけ40歳以上でモテるなんてもんは、モテを意識しなくなった自然体ゆえにやってくる境地ですからねぇ。ここにも小技の類が紹介されているけど、こういった小技に頼ってモテる40歳オーバーなんてまずいないと思う。はい、これが僕なりの真相ね!

Cは、江川達也さんがアキバ事件について書いておられて「そういえばそだなー」と思った点があったのでご紹介。この犯人は、モテないことを相当気にしていて、その嫉妬や劣等感が犯行に至った重要なファクターなどと言われている。ここで江川さんはこう言います。「しかし、彼はモテるために具体的な行動を起こした形跡が見られません。不細工だからモテないと思うなら、整形手術でもすればいい。オシャレなメガネに換えるだけでもいい。プライドの高さから、何で俺がそんなことまでという思いがあったのかもしれない。結局は、他者が自分に関心をもつべきという傲慢な意識に支配されていたのです」。なる〜。江川さんは、こういった考え方を“我田引水的な思考”と言っている。ふむ。これひとつのポイントかもなー。

Dは、鴻上さんのコラムなんですが、今回は、こういったブログを読む人たちの多くも共感する「自分を守るために僕らは否定的になる」という、実に深く、かつ的確なことを書いておられる。機会があれば多くの人に読んでもらいたいのですが、そのエッセンスだけちょっと引用してご紹介。
自分を守るとは、ひとつひとつの出来事に心底、一喜一憂しないことです。感情を冷静に保ち、自分が揺さぶられないようにするということです。そうすると、対象となるものは、どんどんとつまらなく、つまんないものに感じ始めてきます。自分を守れば守るほど、対象となるものの価値が減るように感じるのです。じつは、一冊の本、一本の映画、他人の発言・ブログ、そういうものに心底、体と感情を揺さぶられることは、とてもやっかいなことなのです。《中略》すべての対象をばっさばっさと切っていくことは、同時に自分を守っていることなのです。

これは実に深い。なぜネットなどの発信に対して人は往々にして批判的な立場を取るのか。また、実名での賞賛というのが、なぜ少ないのか。そのあたりの人間心理を考えるうえでの大きなポイントなんじゃないかなーこれ。この話、来週も続くみたいなので、来週も読もっと。

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2008年06月16日

週刊誌時評『週刊現代』(6/28)


gendai6.28.jpg今日は『週刊現代』。主な記事はこちら〜。
@秋葉原通り魔 弟の告白「狂気の兄と、歪んだ母の愛」前編
A大特集 第1弾 地方分権の時代に わが故郷を語る あなたのふるさとは輝いていますか
Bトップ企業149社「使いたくないCMタレント」男女ワースト20
Cペ・ヨンジュンが語り尽くした「結婚」「政界進出」「役者魂」
D滝川クリステル「中田英寿の本命」ってホント?

今週の週刊現代のトップはアキバ事件。ま、週刊誌の進行からすると当然だけど、土曜日にあんな地震があると、だいぶ昔のことのように思えてくる。本当に今年はいろんな事件や事故が起こる年。オウムと淡路の震災があった95年もいろいろあった年と記憶しているけど、今年もそういうイヤな当たり年っぽいなー。

んで@。アキバ事件について犯人の弟が心境を独白というわけで、いろいろ語っている。なかでも注目すべきは、この兄弟は、母親から中学時代まで異性交際禁止とかテレビ禁止などいろいろ規制を受けていたということで、こんなことを言っている。「“オタク殺人者”などと犯人は呼ばれていますが、子供のときは『オタク』と呼ばれるような要素は皆無でした」。なるほど。まあ多くの人が感じていることでしょうが、あれくらいのことでアキバ系とかオタクとか言われてもって感じはするよなぁ。わりと平凡かと。ま、それはさておき、この弟の告白で変な感じがするのは、兄のことを終始「アレ」とか「犯人」と呼ぶこと。兄が卒業してから7年間も一度も会ってないこと。あと、兄の犯行だとわかった瞬間に、自分にとって生きる意味とまでいう会社に辞表を提出したとあるんだけど、これはどうなのか。そういうものなのか。うーむ。むむむ。これ、前編とあるから来週もあんのか。一応チェックしましょうかね。それ以外のアキバ事件関連は、わりと平凡的でした。はい。

Aは、企画の大枠は良いと思うんですよ。ただ、なんか提言者の人選&言わしっぱなしな感じが、これでいいのかなぁと思う。例えばこんな感じなんだけどなー。
●新潟 田中眞紀子(衆議院議員・元外務大臣) 越後で作りたいのは「道路」より「お米」、徹底した分権こそ地方を蘇らせる
●愛媛 二宮清純(スポーツジャーナリスト) 「四国・九州アイランドリーグ」野茂獲得で野球王国復活
●長野 峰竜太(タレント) “信州の奇跡”過疎を克服した「下條村」に学ぶ智恵
●北海道 手嶋龍一(外交ジャーナリスト) 世界に通用する「道産子スピリット」で北海道は独立を目指せ
●東京 林家正蔵(落語家) 今こそ“江戸ルネッサンス”地方と“粋”な対話を
●山形 佐藤唯(お国言葉アイドル) 全国の田舎の人、山形の『放言博覧会』さ来てけろ
●千葉 千葉真一(俳優) 房総半島のど真ん中に日本のハリウッドを作る!

なんかなー。「故郷」というテーマはいいと思うんだけどなー。こういうテーマで有名人を使うのって、なんかダサい。ダサいわー。林家正蔵が「 今こそ“江戸ルネッサンス”地方と“粋”」とか言われても、もう読む前から犯人がわかっているミステリみたいなもんじゃね? そんなネタよりも、もっと地方色があるリアルな取り組みとか紹介してくれたほうがなんぼかいいわ。ね。

でBCDはクリッピングしてみたんだけど、どうでもよくなったからこれでオシマイ。ちなみにBの1位・女性は「神田うの」。男性は「清原和博」なんですけど、なんかどうでもよかったねー。やっぱオシマイにしよー。

※最近、『週刊現代』&『週刊ポスト』がつまらないので、これから月曜日はなんとなく休載方向で行きます。代わりに『文春』と『新潮』について書こうと思うので、月曜日の代わりに金曜日にアップしようかと。誰に宛てたわけでもないご連絡でした。
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2008年06月13日

週刊誌時評『週刊新潮』(6/19)


sinchou20080612.jpg今日は『週刊新潮』。主な記事はこちら。

@「アキバ通り魔」に7人はこうして遭遇した
A【緊急対談】安倍晋三vs中山恭子 「拉致問題」で北朝鮮が仕掛けた「卑劣な罠」
B「与党は抱きつき詐欺」「俺はハンサム」菅直人の「泥酔発言録」
Cあとの祭り/渡辺淳一
D見ずにすませるワイドショー/林 操

今週はアキバで大事件があったので、文春と比較のために新潮も読む。まー、あれですね。なんとなくの傾向ですけど、こういった大事件があると、文春はわりと大局的なスクープを狙う傾向にあるね。そのとき官邸はどうしていたとか、国家レベルでどういう対応をしていたとか。一方、新潮はわりと現場に目線を置いた記事を書いている気がする。

今回もそんな感じで、被害者の方の横顔となぜ事件にあったのかなどをかなり詳しく追っている。これはテレビなんかではあまり出なかった情報ですね。あと、この特集の最後にあった「「見事な逮捕」なのに「警視総監賞」を出しにくいワケ 」という記事が興味深かった。

あの逮捕された瞬間の映像とかみんな見ましたよね。警棒を突きつけてるやつ。実際にはあの後拳銃を出してナイフを捨てさせた後、警棒を犯人のみぞおちに押し付けて身動きさせないようにしたあと確保したらしいんですが、この一連の流れが「完璧!」「まさにプロの仕事!」と絶賛されているらしいんですよ。なんでも勤務歴20年の荻野尚巡査部長(41歳)の仕事らしんですけどね。ただ、あまりに被害が多すぎて「警視総監賞」の授与がためらわれているらしいですが、それとは別にこういうのはちゃんと表彰というか評価してあげたほうがいいと思うッス。

Aは、拉致問題について、安倍晋三&中山恭子が対談。なんか今日、拉致問題について再調査するとか北朝鮮が言ってましたけど、本当なのか。経済制裁とか、ちゃんと調査報告を持ってきてそれを見てから解除したほうがいいと思うけどなー。ま、そんで安倍さんは、この仕事だけは全力でやって欲しいね。つーか、安倍さんはこの対北朝鮮とか対中国だけやっていればいいと思う。外交での安倍は輝いている。もう総理なんかしなくていいから!期待してるよ!

Bは飛ばしてCの渡辺淳一さんコラムが何気に好きだけど飛ばしてD。

ま、最近のテレビについてあれやこれや言ってるコラムなんですけどね。このなかでアキバで今、警察の職務質問が激しいなんて話があるんですが、なーんと、このボクまでもが新宿を歩いていたとき職質を受けたんですよ! 「えっ!俺?」とちょっとビビリました。「今、護身用にナイフを持っている人が多いので、カバン失礼してもいいですか?」って聞かれたんですよ。アキバの事件のちょうど一週間前くらいだったかなー。「は。はぁ」って言ってカバン開けたんですが、味スタとかに入るときの「カバン失礼しまーす」ってパッと一瞬見るだけのゆるゆるチェックじゃないですよ。カバンにあるファスナーも全部開けて、中のものを全部手で触って確認みたいなw もちろんナイフなんか持ってないから「ご協力ありがとうございました」って敬礼されて去って行ったけど、あの事件の前からかなりピリピリモードで警戒してたんねぇ。ま、なんでもいいけど、あのアキバの犯人が使ってたナイフはヤバイでしょ。あれは取り締まろうよ。ホント。
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2008年06月12日

週刊誌時評『週刊文春』(6/19)


bunshunn080619.jpg今日は文春。主な記事はこちら。
@「誰でもよかった」殺人はなぜ続く 「酒鬼薔薇」と「宅間守」の呪縛
加藤智大 秋葉原 「人間狩りゲーム」
A財務省居酒屋タクシーを刺した告発者の「正体」
Bポスト福田に急浮上「キーパーソン」連続インタビュー
与謝野馨 「上げ潮派の論理は幻想だ」
中川秀直 「子孫から希望を奪う増税派こそ悪魔だ」
小池百合子 「上げ潮でも、増税でもない。私は小池派よ」
C仕事のはなし 五十嵐大介
D文庫本を狙え!『わたしの普段着』吉村昭/新潮文庫

今週は@だな。秋葉原の事件に関しては、発生後からいろいろ見ていたからこの文春の記事では、まだそんなに目新しいことはなかった。ま、事件概要が出きった来週あたりの展開に期待。今日の報道で、ネットの掲示板に書き込みをしていたのは「見た人に犯行を止めてほしかった」と犯人が言っているというのを見て、かなりゲンナリというか、なんというか。あと、秋葉原の歩行者天国なんでやめるのかな。やめないで欲しいけどね。ま、また来週以降どうなるか注目しておきましょう。

Aは、居酒屋タクシー。最初、この報道を聞いたとき「まー。それくらいいいじゃん」と思った。終電終わって帰宅するときに、タクシーの中でビールを一杯。なんか泣けてくるいい話じゃんって思ってた。でも、なんか現金をもらってたとか出てくると冷めるな〜。この話が内部告発で判明したという記事なんですけど、どうも読んでいると、この居酒屋タクシーってのは、事の重大さを隠すためのブラフっぽいね。だいたい、ほとんどが金貰っているんじゃね? みんなが飴とか(笑)ビールをもらってたって言ってるけど、子供じゃあるましねー。ボクは、仕事が本当に忙しくって、そんで長距離だしってことで「役人さん。今夜もお仕事お疲れさまっす!」ってことで、缶ビール渡して飲んでいるのならOKっす。でも、これは事の全てじゃないようですな。どうもねー。

Bは、表題どおり今注目の政治家である3人に上杉隆さんが取材した記事。ま、細かい内容はおいておくとして、なんか感じたのは「この記事って読者のために書いてるの?」ってこと。なんか政治家のために書いてる気がすんなー。政治家におもねるってことでなく、政治家に対して「俺はこんだけやれますよ」ってアピールっぽいなー。読者はこんな唐突なインタビュー群で何かをわかれるんだろうか。とても不思議。ボクはこの3人を取材した経緯とか、上杉さんの考えなんかも最初に書くべきだと思ったですけど、どうなんでしょ。なんか置いてけぼり感がありました。

Cは良記事。『リトル・フォレスト』というスローライフ漫画が、ボク好きなんですが、その作者である五十嵐大介さんのインタビュー。ま、好きな人は読んでくださいって感じだけど、田舎にいって「なんて豊かなんだ」って思うのは、自然な感想だと思うなー。この人と、いつかなんかの仕事したいと思ったです。

Dは、坪内さんが吉村昭さんの文庫本の解説をしていたもの。吉村昭といえば、緻密な歴史モノで有名な作家で、ボクも大好き。んで、坪内さんは、吉村昭と城山三郎を高校時代から読み始めたが、いつの間にか城山三郎は読まなくなったけど、吉村昭はずっと好きだったと。ふむ。んで、締めにこう書いておられる。「ところで最初の話題に戻れば、吉村昭と城山三郎の違いは、吉村昭は最後まで純文学に信頼を寄せていた点にあると思う」。あー。これはなんか同感というかわかるわー。城山三郎を最近の課題図書にしてて読んでたけど、あんまりハマれないのは、そんなところに理由がある気がする。
ボクの中の答えとしては「点と点の間をいかに埋めるのか」。事実で埋めるのか。白のママ残すのか。情緒で埋めるのか。勝手に筆が埋めたのか。このあたりの差なんだろうなぁ。
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2008年06月11日

できること/できないこと


ケータイもち方.JPG最近チビがどんどん頭が良くなってるので、ここいらで「できること/できないこと」を整理させていただきます!

《できること》
☆「パパ」と言えました。
→やっと言えるようになりました。でも、「ママ。パパ」とかなんとなく付けたしモードですけどね。ただ、すごくはっきりパパというときがあるんですよ。うちでは、ご飯を全部食べたりすると「偉いね〜」ってパチパチと拍手をしてあげるんですけどね、ボンヤリとテレビを見たりしててパチパチを忘れていると、指差して「パパ!(早く拍手しろ!)」と言ってきますw このときが一番「パパ」って言うなぁ。

☆ケータイを正しく持てました
赤ちゃんはケータイが大好きなんですが、ウチのチビってずっと逆に持ってたんですよ。上下じゃなくて表と裏をね。何回教えても、いっつも逆にもってた。これウチだけだと思ってたんですけど、独自の調査によると、みんなそうみたい。言戯さんのところも、逆に持っているもんねぇ。んで、これがつい最近、ちゃんと持つようになったんですよ。それが写真なんですけどね。なんかボクの手も映っているから無理矢理そう持たせているみたいに見えるけど、添えているだけですからね〜。こう持つようになってから、なんかすごく頭がよくなった気がする。このケータイを正確に持つのが、子どもの成長期における重大なメッセージである――なんてことはないとは思うけど、万が一もあるからねそうかもしれんよねー。そうなったらボクが発見者ですよー。エヘンプイ。

☆イスを使って高いところに上れました
これ最近一番驚いたんですけどね。チビが背伸びしても上れないベッドがあるんですけどね。その上にボクが上って「こっちにおいで〜」と言っても、上れないから縁につかまって怒ってる。そんときに「そだ。イス持っておいで」って言ったんです。チビ用のお風呂のイスがあるんですが、いつもそれで居間で遊んでいるんですが、それに乗ったら上れるけど、そんな難しいことできるわけないよなー。と思っていたんですけどね! ま、言っただけではできなかったんですが、そのイスに乗ってベッドに上る動作をタヌキのヌイグルミでやったら「ふむふむ」とか見ててですね。自分でもやって上ってきたんですよ〜。タマゲタ〜。面白〜い。んで、それを20回くらい連続でやって、ずっと「パチパチパチ」させられたんですけどね〜。

《できないこと》
☆うがい
うがいできないんですよ。赤ちゃんって。これ子育てやるまで知らなかった。でも、たしかにあまり説明のしようがないんですよね。「見ててよ。こうやって(水含んで)ガラガラガラ。ぺっ! はいやって」とコップを渡すと、水をゴクンと飲んで、その後「ぺっ!」ってフリだけする。何回やってもこうです。うがいができるようになる指導法をご存知の方がいらっしゃれば、教えてください。

☆鼻をかむ
これもできないですね。赤ちゃんや子どもが鼻を垂らしているのは、かみかたを知らないという理由もあることに、初めて気づきました。「チーンってして」って紙を渡しても「チーン」とか言うだけ。。。どうやったらできるんでしょうか。

☆トイレでおしっこ
ま、これは大変ってのは知ってましたけどね。ダメですね。トイレで補助便座に乗せたらずっと泣いてますね。あと、歯磨きも泣いてますね。まーこのへんはノンビリやってたらそのうちできるでしょ〜。

つーわけで、報告おしまいであります!
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2008年06月10日

週刊誌時評『週刊SPA!』(6/17)


spa080617hb.jpg今日は『SPA!』。主な記事はこちら。

@仲間内[年収格差]許容できる/できないの分岐点
A女が[生理的に受け付けない]男の仕草50景
B疑惑追及[エコの嘘]が止まらない!
C宮崎学×大谷昭宏が激論 [愛知県・保釈金3億円事件]の裏に何があったのか?
Dこれでいいのだ!「サブプライム危機→原油高騰。アラブは本当に頭がいいね。

4C特集は@とAね。格差とかまだやってのかー。もういいんじゃね? Aは、ベタな企画。紙面も嫌な男の仕草を写真で埋め尽くすという、ベタレイアウト。でも、これはこれで王道かもね。中身は、まぁあれですわ。「メガネが汚れて曇っている」とか「ワイシャツから乳首が透けている」なんていう個展芸能みたいなネタが多い。これ、ネタ出しするライターの感性が古いよ(笑)。新味がなさぎだろよ。「滋養強壮剤を極細ストローでチューチュー」ってのはウケたけどさ(笑)。

Bは、エコを疑う企画。巷のエコグッズの性能を試したりして、盲目的にエコを礼賛する姿勢に一石という企画。この中で早稲田の教授である池田清彦先生が言っているこの言葉はまさにその通り。「エコというと、必ず物を売りますよね。しかし、商品を作れば、不可避的にCO2が排出されるんです。つまり『作らない。売らない』が一番のエコのはず。商品を売るエコは、まず疑ってかかるべきです。ましてや、補助金なんて出す必要はありません」。そうんだよなー。こないだもエコのコンサートとかNHKでずっとやってたけど、本当にエコを思うなら、その日、一日何の番組もやらなきゃいいと思う。テレビ付けてもそのチャンネルだけ映らなくて「CO2排出量を削減するため、本日の番組はすべてお休みします」なんてテロップが出ている。これのほうが、よっぽどエコ番組だろよ。メッセージも強烈だしね。

Cは、とある事件を発端にした警察や検察批判鼎談って感じでしょうかね。ま、詳細は読んでいただければ。宮崎学さんが、「警察なんて悪いヤツばっか」と言っているのを、他の2人が「いい人もいますよ!」なんてなだめているのがなんか笑える。あ、ちなみにこの宮崎学×大谷昭宏の『グリコ・森永事件―最重要参考人M (幻冬舎アウトロー文庫) 』という本は、稀代のノンフィクションで抜群に面白いです。未読の方、ぜひ。

Dは、福田&坪内対談。今回は世界と石油の関係について語っているんですが、昔、日本の新潟にもちょっとだけ石油があったらしいんですわ。これに続いて福田さんがこんなことを語っておられる。「新潟の石油採掘のために明治21年にできたのが『日本石油』だよね。あと、あちこち探して、北樺太に少しあったのね。それで日ソ国交回復を、嫌だけどやった。だけど、ソビエトと国交回復すると共産主義が入ってくるよね――という理由で「治安維持法」を作ったわけ」。へぇ。知らなかったぁ。あと、日本がアメリカと戦争をしたのも石油が原因(そうなんよね)など、今も昔も石油を巡って世界が右往左往しているというお話でした。ま、そういう観点から考えてみると、食糧自給率と同じくらい大切なのはエネルギー自給率なんですけどね。このへん、あまり問題に上がらないけどすごく大切なことなんすよねー。
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2008年06月05日

週刊誌時評『週刊新潮』(6/12)


sinchou20080605.jpg今日は『週刊新潮』。主な記事はこちら。
@人前で「泣く男」の研究
A渋谷宮益坂に登場「自営館」はナニするところ?
B「痴漢デッチ上げ」甲南大生の父親は「警察幹部」
C変見自在/高山正之
Dあとの祭り/渡辺淳一

巻頭特集は@。公務員制度改革基本法案が可決したとき渡辺喜美行革担当が涙したことを受け、こんな特集をやってみたけど、どうでしょー!みたいな特集。そういや橋下知事も泣いてたし〜みたいな。でも、こんな大枠の企画を英断でやってみたものの、オチというか結論としては、別にどうってことのないような。「昔の世代は人前で泣くことを馬鹿にするけれど、今の国民は同情する」とか、こんな結論でいいのかなぁ。なんか失敗企画だと思います。

でも、小ネタが今号はよかった。Aは、その最たるもので、タイトル通り渋谷の宮益坂で「自営館」なる建物を発見したけどこれはナニ?という記事。新手のコスプレ喫茶かと思いきや、なんと自衛隊が運営する自衛官募集基地なんだとか(笑)。7月1日にオープンするらしいので、続報を期待しましょう。というか今度、覗いてみよう。

Bもコネタというか、女に指令を出して「痴漢デッチ上げ」なんという卑劣な犯行をした男の父親が京都府警の幹部だったというお話。ま、父親の職業は別にどうでもいいけど、この判決はちょっと注目したいところ。先月末に初公判あったけど、ホントに卑怯極まりない男だな。判決までウォッチします。

さて、こんな感じで裁判の判決に多くの人が注目するようになったのは、当然、来年から始まる裁判員制度があるわけですが、既存の判決について、高山正之さんがコラムで言及されています。それがC。このなかで裁判の相場について書かれておられる。「一人殺すと求刑は懲役10年前後。裁判官は判決を、その7掛けにするというのが基本相場だ。これにむごい殺し方だとか逆に同情すべき点があれば5%の増減をつける」。ふむ。この相場は、よく言われる話で、求刑の8掛けという言及も見ますね。ただ、これが最近、変わってきている感じもするから、ちょっと前の時代の相場なのかもです。あと、この相場の話は、前ふりで、原稿の展開としては女の犯罪のほうが刑が重いという展開に。そういえば、セレブ妻のバラバラ殺人は懲役15年。兄が妹をバラバラにしたのは7年だなー。今まで注視してなかったけど、そんな傾向があるのだろうか。そもそもそうなった背景は何なのだろうか。考えてみたいと思います。

Dは、同じ連載でも、がらっとネタが変わって渡邉淳一センセの連載。渡邉センセの本は失礼ながら何も読んだことがないのですが、なんかこの人、すげーいい人なんだろうなと勝手に思ってます。昔、川島なお美と北海道に旅行に行ったとき(だっけかな?)噂の真相の記者を撒くために、ボートを借りて脱出したとか、笑いながら話すところが粋ですわ(笑)。んで、今回のお話は、近所に「渡邉淳一」という寿司屋があることを知り、そこに潜入したというお話。んで、会計のときに「同じ名前なんですよね」と言ったら、なんとその店の主人(34歳)の母親が、渡邉センセのファンで、その息子である主人に同姓同名の名前を授けたというではないですか! んで、その店の主人は、「もしかして、いつかお見えになるのではないかと、お待ちしていたのです」と言うんだから、いい話だなー(笑)。「『先生のようになれ』といわれて仰天。でも、ただの女好きが増えるだけ」という締めもいいですね。この人やっぱりお茶目でいいですね。

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2008年06月04日

週刊誌時評『週刊SPA!』(6/10)


spa080610hb.jpg今日は『SPA!』。主な記事はこちら。
@誰でもすぐに実践可能 [副業1か月]本気ならこんなに稼げる!
A合コンで「酔っちゃった」と「眠くなっちゃった」の意味はどう違う?オンナの[建前⇔本音]翻訳力検定
B本誌発の大ブームに暗雲が……[ゆるキャラ]の闇
Cにあいこるリアル 「出会いカフェ摘発」
Dこれでいいのだ「蟹工船」

SPA!は、今号から創刊20周年のようで、袋閉じやったり豪華仕様ですなー。ま、でもそんなことは関係なく、気になったものと、メインのご紹介をー。

つーわけで4Cは@とA。この二つのネタは本当によくやるなー。ヒット企画なんだなー。でも、こんな副業なんてね、簡単じゃないっすよ。ネット関連でちょっと儲けている人も知ってるけど、かなり本気でやってるからねー。言っちゃなんだけど、SPA!で紹介しているのは、入口の入口の話だからねー。Aもなー。要するに空気が読めないというか、女性の本音が理解できない人のための企画ってヤツなんだけど、こんな定型にすべての女性が当てはまるわけもなくてね。あと、こういうときに想定される女性って、ちょっと世間の平均よりも男でいうところのマッチョな感じがするなー。ちょっと昔っぽいと思うんだけど、ま、そんなツッコミはいいか。次いこ。

Bの「ゆるキャラ」問題ですが、奈良の「せんとくん」以来、なんか別にどうでもいいことを騒いでいると思ってました。僕も。こんなニュース、ネットで盛り上がっています。以上!で、いい話だと思う。テレビとか新聞で大々的にやることかと。んで、「ゆるキャラ」ブームの仕掛け人のみうらじゅんさんが、いいこと言ってました。「ゆるキャラに“権利”とか“税金の無駄遣い”とか大人の事情を持ってこられても……。ゆるキャラって、自治体のおっさんが3人くらいで飲み屋で考えてたくらいのものだと思うんですよ。その経緯も含めて面白かったのに、市民の意見を取り入れちゃったらつまらないでしょ」。大人の事情を持ち出すとつまらなくなるというのは、まさにおっしゃるとおり。なんでもかんでも効率とか理屈を求めてもしょーがないものがあるってことですよ。

Cは、江川達也さんの連載。言いたいことを端的に言ってるから、何気に好きで読んでます。今号は、池袋の出会いカフェの何が悪いのか?と。18歳以上なら出合って何しても個人の自由ってことでいいのでは?と。んで、こう語っておられます。「警察は出会いカフェを摘発するなら、セレブパーティーの主催者も逮捕すべきです。セックス目的で参加するIT社長と、財力目当てで寄ってくる女たち。構造はまるで同じ。なら移動する金額が大きい分、こっちのほうがよりタチが悪いじゃないですか」。この論法に明確に反論することってできるんかなー。

Dは、福田&坪内対談ですが、今号は、プロレタリアート文学の代表作『蟹工船』が売れているのはなぜ?というお話。そうなんすよ。売れてるらしいですねー『蟹工船』。どうも高橋源一郎なんかがやった毎日新聞の対談がきっかけなんて話もあるけど、それだけじゃないでしょね。新潮社の営業さんと、どっかの書店の兄ちゃんが「格差社会にひっかけて売りますか」ってノリでやったら売れたって感じなのかなー。でも、こういうリバイバルヒットはいいねー。本は今出すぎだから、過去の作品に日が当たるのは、業界活性に繋がっていいと思うんだな。業界は100万部なんか目指さないで、こういった5万から10万の企画をたくさん創造していこうと、模索すべきだと思うっすね。あと、『蟹工船』はたしか版権が切れているはずだから、どこが出してもいいんだけどね。出さないか。今更。

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大学受験らくらくブック日本史近現代

そういえば、シナリオを担当した『大学受験らくらくブック日本史近現代』(学研)という本が出たのでした。

これは大学受験用の日本近現代史を漫画で解説するというマジ本なのです。ワハハ!

漫画で解説している分、なんか楽そうに見えるかもですが、これはすごい大変大変な労作で担当さんなんか始動から1年半以上の歳月を費やしているのです。うへへ!  ま、とはいえ、シナリオを書いた僕は、だいたい3カ月くらいかかったんですが、大学受験用となると、それ用に本読んだり勉強せねばならず、足掛け半年以上かかったかなぁ。ま、漫画家さんはもっと大変だったみたいですけどね。そりゃ360Pもあるからなー。

でも、教科書を読むだけではなかなかわかりにくい「時代の流れ」が、掴みやすい本にはなったかなぁと。ま、でも書かねばならない情報量が膨大すぎて、読むのに疲れますけど、教科書読むことを考えれば、全然楽ですからね。これはこれでオッケーかと。

ま、そんなこんなで大変な仕事でしたが、こういう知識を再確認する仕事って、すごく役にたってヨカッタヨカッタ。身になったー。

今までも歴史本の編集ってけっこうやったけど、そのとき得た個々の知識が、自分の中で結ばれた充実感があったなぁ。
地味でも、こういう仕事、またやりたいと思ったです。なんか今、勉強というか系統立った学習が楽しいと思える日々っす。はい。

あと、こういう参考書の仕事って将来、チビの机に密かに置いて「と、父ちゃんが書いたの!」と驚かせてやれそうだから気分がよいなー。ま、これからもこのあたりの仕事も意欲的にやっていこかと思っております。宣伝おしまい。

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2008年06月03日

週刊誌時評『週刊プレイボーイ』(6/16)


hosinoaki.jpg今日は『週プレ』。主な記事はこちら。ちなみに週プレはなんか上手に表紙が落とせなかったので、今号の表紙のほしのあきを表紙代わりに貼っておきまふ。
@プロジェクト米〜挑戦者たち〜 食い物はぜ〜んぶコメでつくれ!!
A週刊要注意人物 長嶋 有(作家)
Bデーブ大久保「正直、ボクが一番ビックリしてますよ!」
C解剖! となりの会社力「サントリー」
Dリリー・フランキーの人生相談

久方ぶりに週プレ見たわけですが、けっこう週刊誌っぽくなってたなぁ。ちょっと前に「これから週刊誌らしくする」なんて方針があるとか小耳に挟んでたけど、立派に週刊誌らしくなってるねぇ。ニュースがいいかと。あと、漫画削って、ここに実用記事入れたら、よりらしくなるね。ま、そういうわけで、いい感じでゆっくりリニューアルしてる週プレ、さすが地力があります。この雑誌。

で、@ABあたりも、らしい企画。食糧価格の高騰で注目されている米粉パンなんかの紹介を「プロジェクト米」っていいね。このなかで、とあるJAの人が米粉のレシピを作ったところ2千部がすぐになくなったって記事があるけど、いいお話。米粉のレシピ集とか、企画としてありかもですよ。

AとBは、人選がいいね。文壇と野球の話題にしても、取り上げる人間が週プレしてていいです。

Cは、最近、個人的にサントリーに注目してるんですが、この記事にもちょっといいお話が載ってた。なんでもビールのシェアでサッポロを抜いて3位になったサントリーですが、儲かっているかというと話は別で、酒類の黒字は微々たるものらしい。んで「シェアで3位になっても、サントリーのビール部門は44年連続赤字が45年目に突入しただけだ」って陰口もあるんだって。というのは、人気のプレミアムモルツって、金がけっこうかかっているらしいね。でも、この記事ではこの事象についてこう書いております。
「最近は採算ばかり考えて、技術者が理想とする商品を作らせない企業が多いことだし。サントリーのシェア拡大は、そんな時代の中で一服の清涼剤と言えるかも」。いいお話ね。

Dはリリーさんの人生相談なんだけど、これ好きでけっこう楽しく読んでます。んで、今回はリリーさんみたいになりたい(ま、なんかもの書きになりたい)という人が相談者。んで、そんな彼に対してリリーさんがこういいます。
「楽しいなって思って書いている文章なんか、人が読んだって楽しくないさ。もの書きになりたい人はいっぱいいるけど、1本でも小説を書いた人は少ないでしょ。なんでだと思う? 書くのが面倒くさいからだよ。時間もたっぷりあるし、明日、書こうと思ってても、結局、一生書かないの」
ふむ。これは文章を書くということのある側面を言い当ててますね。ひとつの真理かと。これは「なぜ編集者が必要か」という問いへの答えでもあるですね。ちなみに、僕も恒常的に小説を書いていたりするんですが、その原動力になっている言葉はこれです。
「未完成は駄作にすらなり得ない」
とにかく最後まで書くことというのは、大変だけど、何かをもたらしてくれるもんかと。そう思って書いてます。
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2008年06月01日

溜まった書評いろいろ

書評を書いてなかったのがいくつかあったので、ちょっとまとめて。

『落日燃ゆ』
東京裁判においてA級戦犯で絞首刑になった7人のなかで、唯一の文官・広田弘毅を描いた物語。
あの城山三郎の代表作って言われている本作、やっと読んだけど、小説としての完成度は、正直言ってもうひとつな感じ。なんか時系列に追うことに執着しすぎでないかな。

あと、素朴な疑問として、日中戦争とか太平洋戦争って「統帥権独立の名の下に軍部が独走して〜」ってよく言われるじゃないですか。あれ、なんかわかったような気もするけど、今ひとつしっくりこない。この広田弘毅も暴走する軍部に散々悩まされるわけですが、なぜ軍部の暴走を止められないのかいまいち理解できない。本当にこんな単純な理由なのかと、ちょっと不思議な感じがしてます。なんでなんだろ。ま、このへんが勉強のしどころかねー。

あと、A級戦犯の話が出ると思うけど、よく靖国が問題になるとA級戦犯の分祀とかが問題になって、街行く人とかもこの問題について論じてたりするけど、このA級戦犯の意味を理解してない人が相当数いるんではないかと思ってる。議員にもいるんでないかな。A級って一番悪いって意味じゃないよ。そのあたり、ちゃんと勉強する機会をみんな持ってるのかなー。



『葉桜の季節に君を想うということ』

何年か前の『このミス』1位。久しぶりにこういうタイプの小説つーか、ミステリ読んだけど、不感症というか、なんというか。ま、上手い小説だとは思ったけど、これ面白いかな〜。「あらゆるミステリーの賞をそうなめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です」って表4に書かれているけどなー。ま、たしかに二度読みたくなる本ってのは、当たってる。でも、最後の「謎」ってか、そのカギだけでしょ。うまいの。後の話は、なんか別にー。
※と、書いてみて思ったけど、こういったミステリの書評って、書くの難しいなぁ。やっぱミステリは、肝も部分が書けないから書評に向かないと思う。その点、新書はポイントがわかりやすく、そこを明確に書けるから、ブログでの書評効果が高いと思うなぁ。何気に昨今の新書ブームの背景にはネット書評の影響がかなりあると思ってます。


『まぼろし闇市へ、ふたたび 続東京裏路地懐食紀行』
華やかな繁華街でなく、路地裏にゴチャゴチャあるようなおっちゃん飲み屋街の探訪記。これ、前作も好評のための続編なんですが、前作はちくま文庫にも収録されています。あ、ちなみに単行本はミリオン出版。こういうのっていいっすよねー。ちくま文庫はネタの拾いどころの選択眼が幅広くっていいと思うですー。

さて、こういった路地裏飲み屋街は、僕もここ数年で好きになったわけですが、こういうのってきっかけがいるね。僕はたまたま周りにこういう場所が好きな人が多くって、ま、その一人がこの本の編集さんで、よく連れていってくれたら、なんか好きになった。そんで好きになると、本当にかけがえのないものに思えてくる。チェーンに居酒屋なんて、別に潰れようがどこにでもあるけど、路地裏の大将がやってる店なんて、そこが潰れたら一貫の終わりだからなー。だもんで、なんとなく潰れないように、オヤジ飲みに精進しているわけなんですけどね。

本文の一節に「婦女子にはもったいない、男のための街」なんてフレーズが出てきます。もうこれからは「若い女性をターゲットにしたとか」そんな浮ついたマーケティングで作られた街にはそっぽ向いて、男のための街で飲もうではないですか、諸君! だはは。

posted by okataco at 14:01 | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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