2009年03月23日

Jリーグ開幕〜


kaimaku.JPGそういやこないだの土曜日にFC東京は山形と試合をして1−0勝利! やっと勝った!やっと開幕したね〜って感じであります。よかったのは、やっぱナオじゃないのかな! ナオの前線から戻り戻ってボールを奪い返す姿勢が素晴らしかった。平山もなんか独自の「もっさり感」が激減して素晴らしかった。今年は平山の年になるんではないか。前にフェアプレイフラッグをやったときに、僕にジュースをくれた権田くんがやっと完封勝利。20歳の守護神がメチャメチャ嬉しそうでよかったよかった。というわけで、今年もJリーグはガシガシ観戦予定っす! あさって水曜日は初めてアウェイの柏戦にも行くよ! 頑張れ東京!
posted by okataco at 13:06 | TrackBack(0) | FC東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

井上雄彦の事務所に「シンプリシティ」!


tikyuugi.jpgFC東京応援ブラザーの高井ジロルさんが『Globes ー地球儀の世界ー』『原色ガチャガチャ生き物図鑑』を刊行〜。うふぃ〜!

なかでも古今東西50種類の地球儀を紹介した『Globes ー地球儀の世界ー』は、いい本だなー。

なんというか、地球儀というベースの素材をいかに工夫してみるかというアイデアが結集している感じがなんとも面白い。

同じ地球儀であっても「夜の地球儀」とか「動物地球儀」とか「衛星写真地球儀」とか「メタリック地球儀」とか「サッカーボール地球儀」とか、ホントいろいろあるのね。ま、さしあたって東急ハンズの仕入れ担当の人は50冊くらい入荷して、地球儀売り場に置いたほうがいいと思うよ〜。

んで、そんな楽しい本をパラパラした後、ちょっと原稿を書いた『井上雄彦ぴあ』を、パラパラしてたんですよ。ま、この本は、『バガボンド』の作者・井上雄彦さんの『最後のマンガ展』という展覧会が、宮本武蔵終焉の地である熊本で開催されるのを期に刊行されたファンムックなんですが、この中でなんと「シンプリシティ」という透明の地球儀を発見! 井上雄彦さんが、絵を描いている仕事場にこの地球儀が鎮座してるんでありますわ。

すごい偶然だな〜。この井上邸にある地球儀を「シンプリシティ」と見抜けたのは、おそらく僕が初めてでしょねー。ヨカッタヨカッタ。ま、というわけで、やっぱ大物は地球儀を仕事場に置くのかもねと思った次第。そういやだいぶ前に北方謙三さんの取材に行ったときも、机の前に世界地図とか貼っておられたもんなー。創作に疲れた脳にいいのかもね。ま、というわけでこれから地球儀ブームくるかもしれませんよというお話でした。おわり

posted by okataco at 15:48 | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

『尾道坂道書店事件簿』

広島県の書店チェーン「啓文社」で働く児玉憲宗さんが、書店員の視点で本のこと、仕事のこと、地元のこと、そして自身の病気のことを綴ったのがこちらの本。

病気というのは悪性リンパ種で、この病によって児玉さんは、下半身の自由を奪われ車椅子での生活を余儀なくされる。しかし、車椅子の生活になっても啓文社の社長さんは「わしはおまえに障害があろうと特別扱いはせんよ。バンバン仕事をやってもらうから」こんな言葉をかける。そして児玉さんは、仕事をできる喜びをかみしめながら職場に復帰するわけですね。

この社長さんの言葉も明るいけど、この児玉さんの筆致も実に明るい。「闘病篇」では、病気のことを書き綴っているのだけれど、読み進めるうちにそんなことを忘れてしまいます。たぶん、実際の児玉さんもそんな人なんだろうなぁと。

んで、この本な率直な感想として、こういうのこそ「ビジネス書」だと思った。

なんというか等身大で、偉ぶらず、奢らず、大きく見せようとせず、思ったこと、感じたこと、考えたこと、実践したことを素直に書いておられる。

そんな言葉がすっと入ってきてね。前向きになれるし、発想も豊かになるし、ヒントのようなものも詰まっているし実によい。

昨今「絶対に!」とか「倍増!」とか「たちまち!」とか、そんな言葉が飛び交うようなビジネス本がたくさん出てますけど、なんか違う気がするんですよね。仕事ってそんなもんじゃないでしょ。好きな人が、地道につみかさねた境地にこそ、ビジネスで役立つ妙味ってのが詰まってるもんですよ。

そういうことを、改めてこの本を読んで思った次第。というわけで、この『尾道坂道書店事件簿』は、褒め言葉としてまっとうなビジネス書であると言っておきたい。業界関係者はもちろん、普通の人が読んでも役立つと思うです。

※本書の中に、啓文社の店長がフェアの企画を募るときに、「実を取るフェア」(売上を稼ぐフェア)と、「名を取るフェア」(売れなくてもいいから面白い)を交互にやろうって提案するという話がでる。この「実」と「名」のバランスを出版社ももっと意識したほうがいいんでないかと、いたく思った次第。いくらなんでも「実」ばっかり過ぎでしょ。「実」を狙って作った本って、社内の蓄積にならないもんな。その「実」も、結局は他社の本のデータとかから作ってるわけでね。「実」と「名」を交互ってのは、厳しいかもしれないけど、『「実」が3つ続いたら「名」を取る本を作れよ』なんて版元があったら、絶対伸びると思うけどなー。そういうふうにしていかないと、この先、業界としても未来がないと思うっすよ。ふむ。


posted by okataco at 21:38 | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

『奇跡のリンゴ』

この本は、青森県で、完全無農薬のリンゴを作っている木村秋則さんのドキュメントで、もともとはNHKの「プロフェッショナル」で放送したものを書籍化したものなんですよ。

僕はその放送を見ていなくて、なんとなく「テレビの書籍化」ってものに抵抗感があって去年の年末くらいまで手にとらなかったんだけど、いい意味ですごく裏切られた。僕と同じように「テレビだから」と思って敬遠している人がいたら、実に勿体無い。ぜひ多くの人に読んでもらいたい良書です。

この木村さんが、いかにして無農薬のリンゴを作ったのか――。ここは、もう本を読んでください。この人の人間性とかドラマは、いろいろ語られているので、ここでは触れないけど、僕が言っておきたいのは、「本としての素晴らしさ」です。

この本を書いた石川拓治って人は、巧みですね。上手いです。原稿も上手いし構成も上手い。あと、こういったすごい題材に対して、最後まで「自分の視点で書き通した」ところも偉いと思う。本として、とてもよいです。

この本、いわば伝記なんですよ。現代の偉人を描いた伝記。んで、僕、ここんところ過去の偉人を調べるために伝記をたくさん読んでいるんですが、まー、つまんないのが多い。その人がどうのこうのってよりも、本としてつまらない。
それにはいろいろ理由があるんですが、事象に対する下調べが少ないと思うね。

たとえば、野口英世を書くときに黄熱病のことに触れないわけにはいかないですよね。でも、だいたい黄熱病のことなんか、ほんとさらっと書いてあるだけでね。とにかくその人物が「やったこと」が羅列されているものばかりなんですよ。だから、その偉人の何がスゴイのかよくわからない。伝記は特に子ども用だからってのもあるけれど、このスゴイ要因となる部分の記述が薄いんです。どんなハードルを越えたのかが、わかりにくい。

でも、この本では、「リンゴを無農薬で作るのがいかに難しいのか」という、ちょっと専門的なことがとてもわかりやすく、かつしっかりと書いてある。ここが素晴らしいと思う。この点はもっと評価されるべきかと。

というわけで、従来の偉人伝とは一線を画したクオリティになってます、この本。木村さんが、無農薬にこだわるために、木村家の生活はどんどん苦しくなる。そんな木村さんが、どういった着想で成功へのプロセスを歩み出すのか――。このあたりはミステリー的な読み心地もあるし、いいです。本としてとてもいい。

ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思ったし、僕自身もこういった本を書きたいと思った作品でした。

※ホントは、この木村さんが作ったリンゴでも食べながら読めたら最高なんでしょうが、もちろん手元になかった。でも、飯尾醸造で造られた木村さんのリンゴを使った「林檎酢」があったので、それをチビチビ舐めながら読んだ。こういった実際にあるモノとシンクロさせながらの読書は味わい深い。こういったところはノンフィクションの良さだなぁ。


posted by okataco at 00:57 | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。