2010年04月30日

最近の本、いろいろ

また書評がたまっていたので、いくつかご紹介。

☆『日本でいちばん大切にしたい会社』

鳩山総理が、就任演説でこの本に出てくるエピソードを引用したことで、どっと売れた本。やっと読みましたが、素晴らしいじゃないですか。

中小企業経営論を教える著者が、実際に触れ合った会社の中で、文字通り「大切にしたい」と思ったものを紹介している。著者である坂本さんが、「大切にしたい」と考えるポイントは、以下の「五人に対する使命と責任」をしっかりと果たしている会社だとか。

1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請け企業の社員と家族を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せにし、活性化させる
5 自然に生まれる株主の幸せ

んで、こういった責任をしっかり果たしている会社を、具体的に紹介されておられるのですが、いいエピソードが満載。ぜひ多くの人に読んでもらいたいねーと思った次第。この本を出版した「あさ出版」の社長さんが、坂本さんの講演を聞き、すぐにお電話して出版となったという経緯も、心を打ちますねー。
そうそう、最後のほうに、我が家の冷蔵庫ともいうべきスーパー「オオゼキ」が紹介されていて誇らしい。ビバ!オオゼキ! 

☆『日本サッカーが世界で勝てない本当の理由』

文系人間で、サッカー部でもなかった僕みたいな人間にとって、「サポティスタ」というサイトの岡田さんが書くサッカー話がなんかしっくりくる。そんな岡田さんが出した新書に、気になる一文が載っていたからご紹介。

育成年代の指導者に必要な要素は、「子供を育てる情熱があること。成長を待つ我慢ができること。成長へのヒントを与えてあげられること」。そして彼は「そこに『教える』という行為は存在しません。名将と呼ばれる人ほど、サッカーを『教えない』のです」と名指導者の共通項をまとめています。

これは『サッカー少年がみるみる育つ!』という本を書かれた鈴木智之さんのお話なんですが、この「教えないことが大切」ってのは、こないだまで取材していたヨコミネ式の横峯吉文さんと同じ考え。やっぱり教えないで、自らの頭で考えさせて気づかせるってのは、勉強だけでなくスポーツでも大切なんだなぁ。

☆『スゴ編』
「カリスマ編集者から学ぶ7つの仕事術」というサブタイトルからわかるように、編集者という仕事がどんなもので、どういった考えから本を作っているのかが、インタビュー形式で紹介されているというものなんですが、どういうわけか僕もその一人として紹介してもらっております。版元勤めでもないのにいいんだろうかと思わないでもないですが、恐縮しつつ感謝、感謝。ま、最近、出版界も元気がなく、編集者になろうって人も少ないようなんで、この本で業界が元気になればいいな〜と思いながら、明日からGWということで、御殿場まで遊びに行ってきます。そうそう、明日は初めてロマンスカーのいちばん前に乗るんだじょー。楽しみだ。おやすみなさい。



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2010年04月09日

チリリンコース


jitensha.JPG最近、チビと駒沢公園にある「チリリンコース」というところによくいきます。
ここは200円(100円だったかな?)払うと1時間、子ども自転車に乗れるんです。それもちょっとした専用コースがあってですね。これが交差点あり山あり谷ありって感じで、なかなか楽しい。
ここで自分の自転車も持ってないチビは、ペダルの漕ぎ方から練習しはじめて、今では補助輪つきながらも、ガラガラ楽しそうに遊べるようになったのでした。

子どもの周回コースの真ん中には、親が座って見てられるベンチもあって、いい感じ。んで、僕はここにくると、「絶対に手を貸さないゾ」と決めて遠くから見ることにしてます。

この「絶対に手を貸さないとどうなるのか」を見るのが、ちょっと面白い。近くにいると、やっぱり「パパ助けて!」とか言うわけですが、遠くから「オーイ」と暢気に手を振っていると、前に進まないといった困難にあっても自分でなんとかするしかないから、頑張る。すると、ちょっとした苦難を乗り越えると、いい顔してこっちに戻ってくるんです。

もちろんまったく手を貸さないからガシャーンと倒れたりもするんですが、そのときも案外泣かないもんですね。近くに誰もいないと泣いても仕方ないから、自分で頑張る。うん。これいい傾向だ。

んで、なんで僕が「絶対手を貸さない」と思い至ったのかというと、去年の鹿児島まで遡りましてね。去年、鹿児島の志布志というところに、「ヨコミネ式」という教育法を実践されている横峯吉文さんの通山保育園に取材に行ったんですね。

ま、その詳細ははしょりますが、このヨコミネ式の根幹にある考えというのが「自学自習」。教えて育てるのではなく、自分で学びとったことだけで子どもは育つという考えなわけです。

だから、子どもには全然教えない。子どもが困っていたら、それこそが学ぶチャンスというわけで、大人は絶対に手を貸さない。そして自分で頭を使って困難に打ち勝ったことを、自分で学んでいく――。ま、こんな感じなんですが、いたく感心しました。僕。

教育メソッドとか、なんかちょっと眉唾なことが多いですが、この考えはシンプルだし、自分で解いたものは身に付いていくって、自分を振り返ってもなんか納得できる部分が多くて、すんなり理解できる。

だもんで、なんとなく「自学自習」の実践の場として、このチリリンコースを使っていると。そういうお話なのでした。

※ちなみに、僕が鹿児島の通山保育園に取材に行った体験記などは、『0歳から始める教育の本3』なんてので見ることができます。
※またちなみに、ちらっとお手伝いした横峯吉文さんの新書『子どもに勉強を教えるな』というのが出ました。興味のある方、読んでみるといいかと思うのでした。


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