2013年11月28日

『世界がよくわかる 国旗図鑑』(書評2013 22/50)

うちの小学1年生が、今ぐいぐい覚えているのが国旗です。子ども向けの国旗の本を買ってもらったところ、それを眺めているだけでは飽き足らず、自分で画用紙に国旗を描いたりしてどんどん覚えている。200近い国が今あるんですが、おそらく100は覚えているんじゃないかな。それで、僕も負けじと国旗を覚えようと、図鑑を眺めていたところ、ふと「なんかこれって覚えるための法則があるんじゃないかな」と思ったのです。子どもの頃は気付かなかったけど、アフリカの国旗は似ているし、南米の国旗も似ている。でも、普通の国旗の本は、そういった関係性に触れず、だた地域ごとに五十音順で国旗を紹介しているだけ。なんか、もっと国旗の法則について触れている本はないものかと、探し求めた結果、これぞ!というのを見つけたのが本書です。

いやー素晴らしい! 国旗が覚えやすくなるだけでなく、あまり馴染みのない諸外国の関連性も覚えられて最高。やはり「似ているもの」「ややこしいもの」というのは、どこかに関連性があって、その法則を覚えさえすれば、逆に一番覚えやすいものになるんだなと、改めて達観。国旗は、子どもに学習のコツを体感させるための、最適の教材なんじゃなかろうかと、思った次第なんですが、ま、それはさておきこの本で知った国旗の法則を、自分の備忘録も兼ねて以下に少しメモしておきます。

◎三日月はイスラムのシンボル
→国旗に描かれた三日月は、その国がイスラム教国、あるいはモスリム(イスラム教徒)が多いことを表している。例・トルコ、チュニジア、アルジェリア、モーリタニア、パキスタン。
◎十字架はキリストのシンボル
→スカンジナビア半島の国旗が似ているのは、デンマークの国旗をお手本にしたから。例・デンマーク、ノルウェー、アイスランド、フィンランド、スウェーデン、スイス、トンガ。
◎ひとつの星は、社会主義のシンボル。
→全部が全部そうではないが旧ソ連の国旗に星が入っていたことに習って。例・ベトナム、ソマリア、北朝鮮、ブルキナファソ、アンゴラ、モザンビーク。
◎複数の星が入っているのは、島や州、行政区などの数を表す。
→例・アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ブルンジ。
◎青・白・赤は「スラブの色」
→スラブ民族のシンボルカラー。例・ロシア、スロバキア、スロベニア、チェコ、クロアチア。ただしフランスなど例外もたくさんある。
◎赤・白・黒・緑は「アラブの色」
→例・シリア、スーダン、イラク、ヨルダン。クウェート。
◎緑・黄・赤は「アフリカの色」
→源流は、最初にアフリカで独立したエチオピアとガーナの国旗。例・マリ、セネガル、コンゴ共和国、カメルーン。

本当はもっともっとあるんだけど、このあたりで。今年中に、全部覚えるのが僕と息子の目標です。

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2013年11月25日

今日から『目でみることば』の写真展をやっています

PB246488.JPG専用ブログでも告知しましたが『目でみることば2』の発売記念として写真展をやります。

日程は以下です。

東京堂書店 東中野店 カフェスペースにて
2013年11月25日〜2014年1月8日まで

東京堂書店 神保町店 1F カフェスペースにて
2013年12月3日〜2014年1月5日まで
*どちらもカフェスペースですので、ドリンクなどお求めの上、ご覧ください。

本の特徴が出るように文字と写真をセットにしたパネルが、なかなかの出来映えですので、お近くにお立寄の際には、覗いてみてください! 東京堂書店は、東中野店も神保町店も、カフェはもちろん書店の品揃えも、本好きの人ならきっとファンになると思います。東京堂さんをご存知ない方は、これを機に訪れてみてください。「日本一の書店」に名を挙げる方もいるほどの名店なんですよ。では、そんなわけで『目でみることば写真展』もよろしくお願いします。
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2013年11月19日

『目でみることば2』が出ます

今年の2月に『目でみることば』を出版したところ、お陰さまで各所にて好評をいただきました。「子どもがことばに関心を持つきっかけになりました」「孫にプレゼントをして見ています」といった声だけでなく、「こんな言葉を次回作ではとりあげて」と、言葉のリストまでいただいたりしました。そこで続編をやろうと動きだしたパート2が今週末に発売になります。

名付けて『目でみることば2』。

そのまんまのタイトルですが、これにもちょっとした話がありまして、普通、パート2と付くと、パート1の売上より下がる傾向にあるので、違ったタイトルを付けたりするのです。そこでタイトルどうしようかと、担当の方とも色々考えたのですが、営業の方が「前作は書店でも好評だったので、そのままストレートに『2』でどうですか?」とおっしゃってくださったのです。嬉しいね。

というわけで、今週末、11月23日(土)に発売になる『目でみることば2』に収録されることばは、以下の40個になります。

1 礎/2 一世を風靡する/3 芋づる式/4 おけらになる/5 片棒を担ぐ/6 葛藤/7 金に糸目を付けない/8 亀裂/9 銀ブラ/10 管を巻く/11 ぐれる/12 けりを付ける/13 興奮の坩堝/14 弘法も筆の誤り/15 虎視眈々/16 栞/17 シカトする/18 ジグザグ/19 しっぺ返し/20 指南/21 順風満帆/22 関の山/23 醍醐味/24 台無し/25 タニマチ/26 ちやほや /27 ちょっかいを出す/28 蟷螂の斧/29 途轍もない/30 丼勘定/31 長いものには巻かれろ/32 七転び八起き/33 根回し/34 バロメーター/35 ぶっきらぼう /36 へそくり/37 三行半/38 紋切り型/39 山笑う/40 レンズ 

今回もこだわったのは「すべて自分たちの目でみて撮ること」。借り物の写真は使わず、すべて足を運んで撮ったものです。「順風満帆」というのは、茨城県の霞ヶ浦で伝統的に行なわれている「帆引き船」を、「関の山」というのは、三重県の関宿で行なわれている祭りの山車を撮ったものです。どちらも本作のなかでは見所となる山出カメラマンの力作ですので、ぜひご覧ください。言葉的には「けりを付ける」や「銀ブラ」などは、きっと意外な由来に驚くと思います。

そんな見て楽しい、読んで楽しい40作になっています。

前作同様、写真と簡潔なコラムで構成しており、パラパラとめくるだけでも、日本語の魅力が発見できるかと思います。今作も評判がよければ、パート3も作ろうと意気込んでいますので、是非ともよろしくお願いいたします。

posted by okataco at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月05日

『タニタはこうして世界一になった』

春先から関わっていた本が、発売になりました。
『タニタはこうして世界一になった』
著者の谷田大輔さんは、体脂肪計で有名なタニタの前社長で、赤字のどん底期からタニタをヘルスメーター市場で世界一の企業へと発展させた方。

帯の写真を見てもらえばわかると思うのですが、さすが健康企業の社長さんだっただけあり、お若い。1942年生まれだから、70歳を過ぎておられるんですもんね。さて、そんな谷田さんの著書から好きな言葉をひとつ紹介しておきます。

《東急ハンズに行ったことのある方も多いと思います。あそこにはいろいろなヒントが隠されています。いわゆる「定番」の商品から、「いったい誰が買うんだろう?」と思ってしまうものまで売っていますが、あれが楽しいのです。「なんでもありますよ」というのが、東急ハンズの強烈なメッセージであり、魅力そのものなのです。私の理想はここにあり、「はかるものならなんでもある」というタニタでありたいと思っています。企業にとっては、「無理をしているところ」や「無駄に見えるところ」が、そのイメージ(とりわけ良く思ってもらえるイメージ)を大きく左右すると思います》

こういった企業が増えて欲しいなぁ。無駄に見えるものこそ、最高の投資。コマーシャル作りに金をかけるよりも、こういった一見、無駄に見える商品などに情熱を傾けるほうが、今の世の中、よっぽど効果的に企業PRができると思うんですけどね。

あと、《「体重計」から「体重」へ》というキーワードが、本書の面白いところなんです。
ヘルスメーターだけに目がいっていたときは、「体重計」の会社だと思っていた。しかし、ある気づきを得て、「体重計」から「体重」へと、企業コンセプトを変えた。これにより、今のタニタにつながる「健康」というキーワードにつながり、会社は大きく成長した、と。単純な発想転換のように見えて、得難い視点の変更で会社が大きくなった。このあたり、なかなか面白いドラマとして本書に書かれていますので、気になる方は手にとってみてください。

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