2013年06月24日

『整腸力』(書評2013 17/50)

健康本には、流行の波というのが明確にあるのですが、今年注目されているのは「ガンを放置しよう」という本と、もうひとつ「腸」の本。とくに「うんち」の本が、よく出ている。

そのなかでも、この本は、うんちを研究し続ける著者のものですが、知らないうんちの話がけっこう面白い。

《私たちが排出するうんちの成分は水分がほとんどで80%を占めます。残りの20%が固形成分で、3分の1が食べ物の残りかすです。そして、残りの3分の2は腸内細菌と大腸から剥がれた腸粘膜です》

うんちというのは、全部が全部、食べ物のカスだと思っている人は多いだろうけど、さにあらず。実は、固形物においても体内の老廃物とかの方が多いのです。

《つまり全体の6〜7%が食べ物の残りかすになるわけですが、残りかすの比率が高ければ高いほど、排便する力が増えていきます。排便力をいかに増やすかは、食べ物の残りかすをどうやって大腸に送り込むかということです》

つまり腸までちゃんと残ってくれる食物繊維をたくさん取ると、排便によい影響を与えるというわけですね。
それで、この排便力というのは、やはり年々落ちていくのです。「女はたまる。男はくだる」という現象が日常化しているという指摘があったけれど、排便に関する現状は、国民全体を見てもとても悪いのだとか。
そういえば、以前「新白河原人」という、突然田舎暮らしをしたおじさんの話でも、自分がいかに健康になったのか示すエピソードとして「思わずおーいと他人を呼んで見せたくなるうんち」なんて話があったなぁ。
ま、でもうんちの良い悪いというのは、なかなか相対化できる機会がないけれど、子育てをすると、これがよくわかるのです。
1歳とか2歳の子にうんちをさせると、すんげー大きいのをボットーンとする。そしてこれがあまり臭くないうえ、便器にもつかず、またお尻にも付かない。紙でお尻を拭いてやっても、ぜんぜんうんちが付かないからビックリすんだよね。
これこそ、最高のうんちなわけで、これに比べると41歳の僕は、全然ダメだなこりゃと思い知らされるのです。よっし、俺も排便力を高めなければ。

そこで、具体的に何をすればいいのかという話になるんだけど「よいうんちは一日にしてならず」ということで、ヨーグルトなどの発酵食品や野菜の積極的摂取やウォーキングなど運動の積み重ねが肝要で、なかなか即効性のあることはないという。逆に断食をして宿便を取るなどということは、この人の論理にはないようで、日々の節制に尽きるということなんでしょうね。ま、そりゃそうか。

ま、でも、排便力を意識するというのは、健康にとって欠かせないことだろうし、そういう認識を得るためには貴重な一冊。真面目なデータが豊富な本で、そのあたり読み物としての退屈さはあるかもしれないけど、うんちと健康の関係について知るにはいい本でした。


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2013年01月07日

『ツナグ』(書評2013 1/50)

あけましておめでとうござまいます。今年もよろしくお願いします。

さて、今年、最初の書評は辻村深月さんの『ツナグ』。昨年の末の記事で「小説の書評は難しい」と書いたけど、出来るだけ小説も取り上げていきます。とはいえ、その作品が、何かを書き留めておきたいと思わせるパワーがないと、なかなか書けないのですが、本作は大変素晴らしかった。

1980年生まれと若いながら直木賞を受賞し、かつ僕の周りでも評判が高かった辻村深月という人は、ずっと前から気になっていた。

「読もう、読もう」とすでに2冊買っていて、ずっと積ん読¥態だったのを、年末年始の帰省のお供に持って行ってようやく読めたのが、この作品。脱帽レベルでよかっです。

設定は、わりとシンプル。死んだ人と、生きている人を対面させることができる「使者(ツナグ)」がいる。これを核に物語は展開する。

僕が、すごくうまいと思ったのは、核を膨張させずに、このなかで出来ること、やれることを考えて考えて緻密に細かく丁寧に描いているところ。

僕の感覚なんだけど、作家には2タイプあって、ひとつは物語を広げることで勝負をする人。僕自身もそうんだけど、「こんなこともできるよ」「こんな展開もあるよ」と、一つの核から、あらゆる方向に広げることを模索するイメージ。なんとなく、男の人はこういうタイプだと思う。

もうひとつは、物語をできるだけ広げず掘り下げるタイプ。ひとつの事象にこだわって、こだわって書き続ける人。情景描写か感情描写が上手な人は、このタイプで女性作家に多いと僕は思っています。

僕が脱帽するのは、僕にない感性でもあるので断然後者。森絵都とい人は、このタイプで、いちばん好きな作家さんだけど、この辻村さんもまさにこの系統でした。この本の中で、映画館でポップコーンをいっしょに食べた女性が、そのことに感動するという描写がある。

「今時ポップコーンで感動する女がいるかよ」と、友達は揶揄するのだけど、物語の最後に、このポップコーンの箱が、きれいに洗った後、宝箱から発見されるという話があった。これに、僕はやられた。すごいな、と。ポップコーンを食べて喜んだということを、ここまで物語の大きな波にできるんだと、拍手を送りました。

僕も、物語を構想するとき、何気ないひとつのものを、もっと使えないか、もっと掘り下げられないか、考えよう。こんなことを、この小説から学んだのでした。

僕は、小説の「美味しそうな描写」を長年、集めていて、いつかどこかでまとめたいと思っています。この本にもそんな箇所があったので、メモとして残しておきます。

《普通の家は海苔で巻くおにぎりを、うちは卵で巻いた。ふりかけを混ぜて握ったご飯を、小麦粉と、溶いた卵につけて、一面ずつフライパンで焼いて固める。そうすると、表面が卵で黄色くコーティングされたおにぎりができる。歩美くんのおにぎり、黄色い、と他の子から羨ましがられ、歩美自身も自慢だった。卵から漂う焦げの匂い。褒められたことを話したら、「また作ってあげるね」と母は嬉しそうだった。》

黄色いおにぎり、いいね。食べたことないけどシーンが浮かぶよね。いつか作ってみたいと思わせるのがいいのでした。

僕は、あまり同じ著者の本を多読しないのだけど、この辻村さんの本は、旅行における最高のお供として取っておこう。今、僕のなかでは、池井戸潤さんと同じくらい、読むのが楽しみな作家さんになりました。

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2012年02月23日

『子どもが育つ玄米和食』(書評2012 7/50)

福岡県にある高取保育園の、とても真っ当な食のお話。いい話でした。
ここの給食は、玄米が基本で、これに味噌や納豆といった発酵食品が付く。それだけでなく、味噌を手作りしたり、羽釜でご飯を炊いたりと「食」の体験をいろんなところで実践されている。
こうやって育った子が、健やかに育つことから、今、全国から注目されているんです。

この保育園の園長先生は、実に熱心に勉強されていて、「食」に関するいろんな教えを伝えてくれるのがいいですね。「自分から遠い命をいただく」「茶色くて地味な食卓がいい」「骨も皮も捨てずに食べる」。古くから言われていることが多いですが、こういった伝えこそ、今の若い方に知ってもらいたいんだろうな。
僕は「歯の割合で食事をする」という話を知らなかった。
「我々の歯は親知らずを含めると全部で32本ある。そのなかで20本が臼歯、つまり穀物をすりつぶす歯。残り12本のうち8本が野菜を噛み砕く門歯で、4本が肉や魚を引き裂く犬歯。この割合に合わせてものを食べるといい。つまり穀物が5、野菜が2、肉や魚が1になります」。
なるほど。

こういった昔からの知恵もよかったけど、個人的には、食に関するいろんな人たちの紹介が為になった。「ふるさと料理人」と呼ばれ、全国を旅して回り、現地の人たちからその土地の郷土料理を学ぶ活動をした藤清光。アレルギーの原因は食にあると訴え続ける医師・永田良隆。
そして何より驚いたのは「秋月辰一郎」という人物のこと。
この人は長崎の医師だったのですが、あの原爆が投下されたとき、爆心地からわずか1.4キロの病院で患者を診るのですが、「患者さんたちに明日からわかめ入りの味噌汁を出して」と告げる。これによって被爆した患者さんの出血や抜け毛がだいぶ抑えられたという。
詳しくは、こちらの記事「秋月辰一郎は味噌が健康の要諦と証言した名医」を見てもらいたいのですが、こんな方がいたのかと鳥肌が立つ想いのまさに偉人。こんな人を知れただけでも、この本は読んでよかったと思うのでした。



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2011年04月10日

今こそ、歴史に学ぼう

吉村昭さんの『三陸海岸大津波』という作品は、1970年に発表され、2004年に文春文庫化されている。

この作品が、今回の地震を期に注目されているので、読んでいるんだけど、歴史は繰り返すんだなぁ。

明治29年の大津波のときの漁師の話から始まるのだが、この年は、鰯などが大の豊漁で。今回も、地震の前にクジラが多数打ち上げられていたときくけど、海洋異変は、もっと広範に起こっていたんだろう。

ただ、それを実際の避難などに、結び付けられるかどうか。

なんかの記事で、津波のときは、人を助けてはいけない。人を助けることを美談にしてはいけない。津波だけは特別と言っている古老の話がでていた。津波では、人が人を助けることができない。だから、とにかく自分だけが助かるという気持ちがないと、津波による大量死は避けられないと。ただ、これもこういった教訓をどう伝えるのか。

難しい問題は多い。ただ、歴史から学べる部分はもっとあるだろう。

「想定外」という言葉をよく聞くけど、それは想定している範疇が少ないだけ。1000年に一度なんてものが、こんなに頻発するわけがない。

今こそ歴史に学ぶべき。

これから節電が常態化しくるだろうけど、一方的に悲観ばかりしなくていいと思う。江戸時代には電気はなかったけど、江戸文化は元気だった。そんなことを僕は杉浦日向子さんの『一日江戸人』なんかを読んでいたので、そう思える。

日本には、素晴らしい歴史がある。今、それを改めて共有することで、この辛い時代を乗り越えていくべきなのではないかなぁと。

また、今を生きる日本人は、大きな歴史の証人であるわけで、原稿を書くことで生活している僕は、それをやはり何かに書こうと思う。うん。そうだな。







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2011年01月02日

あけましておめでとうございます


usagi.JPGみなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくどうぞ!

さてさて。今年の豊富をちらっと書いておくと、今年は、「人の輪を広げる」をテーマにしよう。出版界も新しい時代になることだし、人の輪を広げながら面白いことをどんどんやろう。去年まで蒔いてきた種が、上手に開花するといいなぁ。

プライベートでは、去年生まれた娘が可愛くなるし、お兄ちゃんは幼稚園に行くしで、いろいろ遊ばなきゃなんない。あとFC東京も応援しなきゃなんないけど、運動しような!俺! これ毎年書いているけど、運動する時間は、もう仕事の時間として、無理矢理作っていこう。運動するぞ。俺!

ま、そんなわけで、今年もポジティブに頑張りますので、よろしくお願いいたします。
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2010年09月06日

女の子でした


akachan 1.JPG今日の午後5時21分、2944gの女の子が無事に産まれました。

二人目は早いとは聞いていたけど、突然の産気から出産まであっという間の出来事でした。

無事に産まれて、ホントよかったよかった。ほっとした。ふー。

これからは、下の子ともどもよろしくお願いします。

これからゆっくり名前を考えようと思います。
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2010年04月30日

最近の本、いろいろ

また書評がたまっていたので、いくつかご紹介。

☆『日本でいちばん大切にしたい会社』

鳩山総理が、就任演説でこの本に出てくるエピソードを引用したことで、どっと売れた本。やっと読みましたが、素晴らしいじゃないですか。

中小企業経営論を教える著者が、実際に触れ合った会社の中で、文字通り「大切にしたい」と思ったものを紹介している。著者である坂本さんが、「大切にしたい」と考えるポイントは、以下の「五人に対する使命と責任」をしっかりと果たしている会社だとか。

1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請け企業の社員と家族を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せにし、活性化させる
5 自然に生まれる株主の幸せ

んで、こういった責任をしっかり果たしている会社を、具体的に紹介されておられるのですが、いいエピソードが満載。ぜひ多くの人に読んでもらいたいねーと思った次第。この本を出版した「あさ出版」の社長さんが、坂本さんの講演を聞き、すぐにお電話して出版となったという経緯も、心を打ちますねー。
そうそう、最後のほうに、我が家の冷蔵庫ともいうべきスーパー「オオゼキ」が紹介されていて誇らしい。ビバ!オオゼキ! 

☆『日本サッカーが世界で勝てない本当の理由』

文系人間で、サッカー部でもなかった僕みたいな人間にとって、「サポティスタ」というサイトの岡田さんが書くサッカー話がなんかしっくりくる。そんな岡田さんが出した新書に、気になる一文が載っていたからご紹介。

育成年代の指導者に必要な要素は、「子供を育てる情熱があること。成長を待つ我慢ができること。成長へのヒントを与えてあげられること」。そして彼は「そこに『教える』という行為は存在しません。名将と呼ばれる人ほど、サッカーを『教えない』のです」と名指導者の共通項をまとめています。

これは『サッカー少年がみるみる育つ!』という本を書かれた鈴木智之さんのお話なんですが、この「教えないことが大切」ってのは、こないだまで取材していたヨコミネ式の横峯吉文さんと同じ考え。やっぱり教えないで、自らの頭で考えさせて気づかせるってのは、勉強だけでなくスポーツでも大切なんだなぁ。

☆『スゴ編』
「カリスマ編集者から学ぶ7つの仕事術」というサブタイトルからわかるように、編集者という仕事がどんなもので、どういった考えから本を作っているのかが、インタビュー形式で紹介されているというものなんですが、どういうわけか僕もその一人として紹介してもらっております。版元勤めでもないのにいいんだろうかと思わないでもないですが、恐縮しつつ感謝、感謝。ま、最近、出版界も元気がなく、編集者になろうって人も少ないようなんで、この本で業界が元気になればいいな〜と思いながら、明日からGWということで、御殿場まで遊びに行ってきます。そうそう、明日は初めてロマンスカーのいちばん前に乗るんだじょー。楽しみだ。おやすみなさい。



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2009年12月25日

サンタしてきました


kurisumasu.JPGメリークリスマス!
というわけで、今、チビの枕元にプレゼントを置いてきました。今年もプラレールだぞ〜。今年は最近お気に入りのロマンスカー&SLなのでした。去年は、サンタといっても今ひとつ理解してなかったけど、今年はすごく楽しみにしてて「悪い子にしてるとサンタが来なくなるよ」なんていうとすごくいい子になってました。明日、喜ぶかな〜。サンタもなかなか楽しいのでした。

そんな3歳児と遊んでて最近発見した攻略法を紹介します。ズバリ「子どもはツッコミで大笑い」ですよ。

3歳くらいの子どもといえば、それはもう天然ボケのオンパレード。当たり前だけどね。「ねえ!エアコンで面白いの見せて!」 ま、それはエアコンじゃなくてパソコンですよ〜ってボケばかり。でも、子どもに対してこっちがボケてあげると、すげー大笑いしながらツッコミするんですよ。

「はだかんぼうのサンタクロース♪」なんて歌うと「はだかんぼうじゃないよ! あわてんぼうだよ!ギャハハ!」なんて大笑いしますね。とにかくチビでもわかることをボケる。これ。笑うからみんなやってみてください。
じゃ、ねまーす。おやすみ〜。


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2009年10月21日

「読書のすすめ」訪問記


dokusume1.JPGさて、こないだ『赤ちゃんを爆笑させる方法』を、「読書のすすめ」というお店のサイトで紹介してもらったって話をちらっと書きました。「親父の子育てここにあり!」ってタイトルで、ちょっと引用させてもらうとこんな説明も書いていただいて。
世のお父さん達へ、「あなたは子育ては何にもしてくれない!」と一度は奥さんに言われたことはあるのではないでしょうか?母には母の役割、父には父の役割があります。ただ、自分は何ができるんだろう?と考えれば考えるほど、あたふたしてしまう現実。父親としてこうありたい!優しい父、厳しい父、威厳のある父、色んな父親の顔があるはずです。そこで新提案!「面白い父」です。だた、面白いだけでなく子どもを爆笑≠ウれる父親です!!これからの時代はこんな父親が子育てに役立ってきます。子どもの笑顔って、何よりの原動力なります!仕事で疲れた心も、子どもの笑顔で吹っ飛んでしまいます!家庭に笑顔が溢れていたら、益々仕事にも身が入りますしね!

うーん。嬉しい! で、嬉しかったので、御礼兼ねてお店に行ってみることにしたんです。それでせっかく行くならポップをもっていってよかったら飾ってもらおうと画策。トシさんに「ねえ。ポップ描いて!」とお願いしたら快く送ってもらったので、それをもって行ってきました。場所は、都営新宿線の篠崎の駅から歩いて5分くらいですかね。わかりやすいから、地図を見ればすぐ着きます。

さて、お店ですが、「店長さんが気に入った本を並べている」「来店されたお客さんに話しかけて、特別な一冊をオススメすることもある」こんな特徴のお店は、アットホームな「街の本屋さん」って感じですね。雑誌もありますが、やはり目に付くのは店長さんオススメ本の平台。ここはもちろん巷のベストセラーではなく、「読書のすすめ」セレクトのとても個性的な本がずらり。

で、一通り見ていくと、「食」とか「育児」とか「歴史」とか「社会の仕組み」とか「絵本」なんかが充実してて僕とフィーリングがあって楽しい。こういう店長セレクトの書店って、なんとなく「読書の鉄人」って感じの人が選んだツウ好みの本が並んでいる感じがしてましたが、ここはちょっと違いますね。

いい意味で、普通の本が好きな人が「僕が関心のある本。好きな本を集めたよ。面白いからぜひ読んで!」って雰囲気。


dokusume2.JPGで、思ったよりも多くない平積みのひとつが、『赤ちゃんを爆笑させる方法』なのでした。育児コーナーのいいところにドーンと。嬉しいですね。

残念ながら、朝早く伺ったので店長さんは配達でご不在でしたが、お店の方にポップを渡したら「あら!直筆!」と喜んでもらって、お願いして写真も撮らせてもらいました。ありがとうございました!

というわけで、今どき珍しい店主が売りたい本を売るお店の「読書のすすめ」。これからこういったお店が増えてくれるといいなーと思わせてくれる場所は、今度の日曜日の『エチカの鏡』で紹介されるみたいです。おしまい。

※全国の書店さんで、『赤ちゃんを爆笑させる方法』の直筆ポップが欲しいという方いらっしゃっいますでしょうか。まだトシさんに描いてもらったのが若干枚残っているのでメールくだされば、送るかお持ちするかしますのでご連絡くださいませ メールはokataco★yahoo.co.jp (★を@に)です。
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2009年05月24日

おおきく おおきく おおきくなあれ

こないだ、まついのりこさんの取材をしたんですよ。

最近、子育てした人はけっこう知ってると思いますが、まついさんは絵本作家なんですね。
んで、このまついさんの本は「ファーストブック」、つまり赤ちゃんに与える初めての絵本として区なんかでも配っているところもあって大人気なんですよ。

僕もチビが生まれる前に、まついさんの本をもらって『じゃあじゃあびりびり』とか『ばいばい』なんて本を見せていたわけなんです。ただ子供は喜ぶんですが、このまついさんの本は、大人にとってはなんか不思議なんです。犬の絵に「ワンワン」とか擬音が書いてあるだけとか、なんか大人が想像する絵本っぽくないんです。でも赤ちゃんは大好きだからきっとなんか秘密があるんだろうって思って、取材に行ったわけです。

その話は、最近出た『0歳からはじめる教育の本2』というムックに出ているので、興味ある人は読んでもらいたいのですが、その取材の際、まついさんが紙芝居をやってくれたんですよ。まついさんが作った紙芝居。これが、すごく面白いのでご紹介しておきます。タイトルは『おおきく おおきく おおきくなあれ』。

一般に紙芝居というと『黄金バッド』のような物語だと思うでしょうが、これは参加型といわれるものなんですね。みんなで「おおきく おおきく おおきくなあれ」と唱えるとブタとかケーキが大きくなる。みんなの掛け声を合図に紙芝居をめくっていくわけですね。これがシンプルなんだけど、子供がすごく喜ぶこと請けあい。うちのチビも大好きで、いつも「やってやって」と言ってます。

紙芝居ってこんな面白いんだぁと、ちょっと目うろこのこの作品。赤ちゃん家庭は一冊もっておくと、友達が遊びに来たときなんかにもすごく重宝します。オススメ!


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2008年06月10日

週刊誌時評『週刊SPA!』(6/17)


spa080617hb.jpg今日は『SPA!』。主な記事はこちら。

@仲間内[年収格差]許容できる/できないの分岐点
A女が[生理的に受け付けない]男の仕草50景
B疑惑追及[エコの嘘]が止まらない!
C宮崎学×大谷昭宏が激論 [愛知県・保釈金3億円事件]の裏に何があったのか?
Dこれでいいのだ!「サブプライム危機→原油高騰。アラブは本当に頭がいいね。

4C特集は@とAね。格差とかまだやってのかー。もういいんじゃね? Aは、ベタな企画。紙面も嫌な男の仕草を写真で埋め尽くすという、ベタレイアウト。でも、これはこれで王道かもね。中身は、まぁあれですわ。「メガネが汚れて曇っている」とか「ワイシャツから乳首が透けている」なんていう個展芸能みたいなネタが多い。これ、ネタ出しするライターの感性が古いよ(笑)。新味がなさぎだろよ。「滋養強壮剤を極細ストローでチューチュー」ってのはウケたけどさ(笑)。

Bは、エコを疑う企画。巷のエコグッズの性能を試したりして、盲目的にエコを礼賛する姿勢に一石という企画。この中で早稲田の教授である池田清彦先生が言っているこの言葉はまさにその通り。「エコというと、必ず物を売りますよね。しかし、商品を作れば、不可避的にCO2が排出されるんです。つまり『作らない。売らない』が一番のエコのはず。商品を売るエコは、まず疑ってかかるべきです。ましてや、補助金なんて出す必要はありません」。そうんだよなー。こないだもエコのコンサートとかNHKでずっとやってたけど、本当にエコを思うなら、その日、一日何の番組もやらなきゃいいと思う。テレビ付けてもそのチャンネルだけ映らなくて「CO2排出量を削減するため、本日の番組はすべてお休みします」なんてテロップが出ている。これのほうが、よっぽどエコ番組だろよ。メッセージも強烈だしね。

Cは、とある事件を発端にした警察や検察批判鼎談って感じでしょうかね。ま、詳細は読んでいただければ。宮崎学さんが、「警察なんて悪いヤツばっか」と言っているのを、他の2人が「いい人もいますよ!」なんてなだめているのがなんか笑える。あ、ちなみにこの宮崎学×大谷昭宏の『グリコ・森永事件―最重要参考人M (幻冬舎アウトロー文庫) 』という本は、稀代のノンフィクションで抜群に面白いです。未読の方、ぜひ。

Dは、福田&坪内対談。今回は世界と石油の関係について語っているんですが、昔、日本の新潟にもちょっとだけ石油があったらしいんですわ。これに続いて福田さんがこんなことを語っておられる。「新潟の石油採掘のために明治21年にできたのが『日本石油』だよね。あと、あちこち探して、北樺太に少しあったのね。それで日ソ国交回復を、嫌だけどやった。だけど、ソビエトと国交回復すると共産主義が入ってくるよね――という理由で「治安維持法」を作ったわけ」。へぇ。知らなかったぁ。あと、日本がアメリカと戦争をしたのも石油が原因(そうなんよね)など、今も昔も石油を巡って世界が右往左往しているというお話でした。ま、そういう観点から考えてみると、食糧自給率と同じくらい大切なのはエネルギー自給率なんですけどね。このへん、あまり問題に上がらないけどすごく大切なことなんすよねー。
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2007年01月23日

まん延するニセ科学

まん延するニセ科学
http://www.youtube.com/watch?v=9LNRYsyWgEY

これ見ておいたほうがいいかも。
躾とか道徳の根拠を科学に求めてはいけないという主張は、みんなが心に留めておくべきことかと。

こういうNHKのいい番組はバンバンYou Tubeにアップすべきだなーやっぱ。こんなのNHKで昼間に一回だけ放送してても意味がない。何度も何度も見てもらってみんなで考えていかないと意味ないなー。

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2006年11月13日

いいこともあるよね。

こないだ、デジアリさんに書いた
犯罪がらみでブログが報道されることに覚える“違和感”
というコラムに共感したって人から言われたりしたから、ここにも貼っておこ。ぺタリ。

ま、要するに、今のメディアって、悪いところを見すぎな気がすんですよね。ブログに関しても炎上ばっかだし、官僚や教師や役人は、汚職と痴漢ばっか。

ま、そういうのを報じるのも大切だけど、いいことがあったということを報じるのも、同価値で大切だと思うのよね。というお話になってます。お暇な人は読んでみてください。
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2006年10月09日

芸能グルメストーカー


グルメストーカー.jpg泉 昌之さんの『芸能グルメストーカー』を読んだんだけど、これ面白すぎてマイッタ!

「好きなものに理屈はないが理由はある」
って信念のもと、気になるあのコの好物を食べて、そのコの性癖や男の嗜好などを、もう勝手気ままに述べてるだけなんだけど、その分析がすげー笑える。

例えば、菊川怜が好物という青山の「ロコモコ丼」がクドくてマズイかったとすれば、「彼女は見た目はソソラないけど、イタしてみると意外とヨイはずだ!」
なんて論破するわけ。

このへんの論旨は、こうやって紹介するだけだとメチャクチャですが、その面白さは読めばわかります(笑)。要するに、「好物を食べるとその人が見える」って理屈が、「なんか当たってるかも〜」と思わせるところが、ミソなんだねー。

ホイチョイの『東京いい店やれる店』以来、下半身ネタとレストランネタは、うまくミックスすれば面白いんだろうけど、なかなか上手にいかなかった。それが、初めていい形でマッチしたこの極上の書。

下世話な男子は、爆笑必至。泉さんの絵が、誰を描いてもセクハラっぽいところも、とてもいい。また情報に対してたくさん意見というか作者の主張が載っているから、けっこう店に行きたくなる点もよいかと。これからのグルメ記事は、こういう料理法が必要ではと思わされた。

ま、とにかく「今年のいちばんの漫画は?」と聞かれたら、これを強力に推すことにしよう! それくらいの作品だ。うん。





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2006年08月02日

吉村昭


吉村昭.jpg吉村昭さんが亡くなられた。

吉村さんは、僕が高校くらいから好きになった作家で
天才的な脱獄囚を描いた『破獄』とか
幕末の蘭学者・高野長英の逃亡ルートを丹念に探った『長英逃亡』なんかは
最高に面白かった。

んで、僕は幕末の本を昔作っていたときに、吉村さんに
インタビューを申し込んだことがあったんスよね。

たしか、そのとき手紙を書いてお願いしたら、結局、執筆活動の多忙で
無理だったんですが、とてもご丁寧なお返事を達筆な文章でいただいて
個人的に感激したのをよく覚えてます。

吉村さんの資料を丹念に調べて
実像を上手に浮かび上がらせる手法は、後の作家志望の人たちに
いろんな影響を与えたんじゃないかと思うですね。

とにかく、人格者としても名高く、かつ素晴らしい作品を多数排出されていた
吉村さんの死はとても残念。ご冥福をお祈りします。


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2006年07月19日

極楽とんぼ加藤号泣で謝罪。

極楽とんぼ加藤 犯罪者山本の不祥事を号泣で謝罪。

http://www.youtube.com/watch?v=mQPutvJoYNE&NR

ふむ。ネットで謝罪の文面は読んでいたけど、動画で見るとその印象はだいぶ違う。
まさに号泣。。。。
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2006年06月08日

パンダスーツ


パンダ.jpg今、ネットで話題になってんのが
こちらのパンダスーツ。これはリアルだ(笑)

“ハイクオリティ・スーツ”は、これまで日本で使われてきた従来の着ぐるみの枠を超える、緻密な演出表現を可能にします。
 また、目、耳、口など頭部の各パーツには、計14個の小型サーボモーターを内蔵。笑いから怒り、悲しみまで、多彩な感情表現を可能にしています。


このサーボモーターを使った多彩な感情表現というのをちとやってみたいかも(笑)。
ちなみに、こんなすごい手間をかけたのに需要がどれくらいあるのか皆目検討もつかない冒険的なビジネスを展開しているのは株式会社ビルドアップ(代表取締役社長:岡部淳也)

さすが岡部一族、やることが違うぜ。。。

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2006年06月03日

父の日のプレゼント!


八重洲.JPG昨日、八重洲ブックセンターに行ったら
感動しました。僕。感動っす!

というのは、5Fの新書コーナーに
「父の日のプレゼントに」という
オススメ本のコーナーがあってですね、
そこのセンターポジションに
なななな、なんと『ブログ進化論』がぁ!

ああああ、ありがとうございます!
八重洲ブックセンターってサイコー!

というのは、こんな地味な本をここにおいて
くださったということは、もちろん読んで
くださったというわけですよね。

それも、お父さんがブログを始めるのに
最適と思ってくださったんですよね。

それが、それが、それが嬉しいです!

僕も年配の方にぜひ読んでもらいたいので
父の日には『ブログ進化論』を
お願いいたします!

それにしても新書コーナーの方、ホントにありがとうございました。

さ、みんなで三唱しますよ。

八重洲ブックセンター万歳!
八重洲ブックセンター万歳!
八重洲ブックセンター万歳!


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2006年05月26日

ブログのコメントなどを

ブログについてちょこちょこコメントさせてもらいまちた。

まずは、現在大絶賛配布中の『R25』!
(最近、僕の中で赤丸急上昇媒体なんスが、そのワケはまた今度)

ブログやSNSで「成分解析」が大流行した要因を

「試すのも簡単だし、結果をコピペしただけでもネタになるから、ブログのエントリーやSNSの日記のネタになりやすかったのでしょう」


などと(笑)。
この原稿を書いてくれたのは、俊英ライター・ササボンこと佐々木正孝!
あんがとう。ササボン!

次、『読売新聞』では、キャラ弁などが、流行っている事情の説明の後、僕がシメにこんなこと言い放っていました(笑)

「ブログ進化論 なぜ人は日記を晒すのか」(講談社)の著書があるブログ評論家・岡部敬史さんは「弁当サイトで家族の会話が増え、ネット上で情報交換すれば友達も出来る。生活の刺激になる。今後も弁当サイトが増えるのは間違いないでしょう」と話す。


今後も弁当サイトが増えるのは間違いないでしょう
今後も弁当サイトが増えるのは間違いないでしょう
今後も弁当サイトが増えるのは間違いないでしょう

ぷっ(笑) 

たしか。。。記者の人が「弁当サイトが増えるのは間違いないですよね!」と
訊くもんだから「そりゃ、ま、弁当がどうのこうのよりも、全体的に増えますよね」と言ったら「でも弁当も増えますよね!」と言うもんだから「はぁ、まぁ」と言ったら。。。


で、でも、ま、こうシメたかったんですよね! オイラも取材のときそういうとき、よくあるもん!

……というわけでみなさん、弁当のサイトなんとか増やしてください

※あ、あとブログに関するコメントなどありましたら、お気軽にどうぞ(^v^)

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2006年05月24日

養老天命反転地


養老天命反転地.jpgSPA!にひっそりと出てた
養老天命反転地」という
岐阜県にあるテーマパークが
とてつもなく面白そう!

いろんなパビリオンみたいなのがある
ようですが、そのひとつが「極限で似るものの家」。こんなルールがあったりするみたい。

●何度か家をでたり入ったりし、その都度違った入口を通ること。
●中に入ってバランスを失うような気がしたら、自分の名前を叫んでみること。他の人の名前でもよい。
●自分の家とのはっきりした類似を見つけるようにすること。もしできなければ、この家が自分の双子だと思って歩くこと。
●今この家に住んでいるつもりで、または隣に住んでいるようなつもりで動き回ること。
●思わぬことが起こったら、そこで立ち止まり、20秒ほどかけて(もっと考え尽くすために)よりよい姿勢をとること。


わー。すげーよ。これ。行きたい。
誰か行かない? つーか、仕事で
誰か行かせて!

posted by okataco at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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