2013年10月25日

英語の語源について考える〜『英語の語源のはなし』『語源でふやそう英単語』(書評2013 19/50,20/50)〜

11月25日に『目でみることば2』が出るわけですが、この企画が動き出したときから、いつかは「海外版」が出来るのではないかと思っているのです。電子書籍の世の中ですからね。英語版を作ってみれば、世界の人にも楽しんでもらえるんじゃないかと。

ただ、じゃ具体的に何を撮ればいいのかというと、これがなかなか思い浮かばない。
誰でも知っている英語のことわざといえば、これですよね。

It is no use crying over spilt milk.(こぼれたミルクは嘆いても仕方ない)

いわゆる「覆水盆に返らず」の英語バージョンですが、これ撮ってもねぇ(笑)。ミルクがこぼれて泣いている女の子とか? 面白いかもしれないけど、「これだ!」って感じはしない。

You can take the horse to the water, but you cannot make it drink.(馬を水飲み場へは連れていけるが、水を飲ませることはできない)

これも有名なことわざで「ある程度は強制できても、意欲を湧かせることまではできない」というなかなか含蓄のある言葉ですが、これもねぇ。撮れたら面白いけど、ちょっと難しいしなぁと。

こう考えていくと、なかなか思い浮かばないし、そもそも日本語と違ってどのことわざが英語圏の人にとってメジャーなのか、その勘所がよくわからないので、勉強せねばなーと思っているのです。

そこで、時間があれば「英語の語源」という本をパラパラと読んでいるのですが、先日、図書館で借りてきた2冊がなかなか面白かったので、ちょっと紹介しておきます。

まず『英語の語源のはなし』(研究社)
これは語源を中心とした英語に関する、雑学集のようなもので、なかなか気軽に楽しめる良書でした。
《トランプの「ばば抜き」とはクイーンを抜くこと》
たとえば、こんな項目があったのですが、そもそも「トランプ」のことを「トランプ」と呼んでいるのは日本だけだそうです。なんでも「trump」というのは「切り札」のことで、西洋人が遊んでいるときにしばしば「トランプ」というものだから、あれは「トランプだ」と勘違いしたのだとか。本当は「(playing) cards」そう、カードなんですよね。
んで、この項では、日本のババ抜きは、ジョーカーを入れてやっているけど、これは間違いでクイーンを一枚抜いて遊ぶのが本当だという。
たしかに婆(=old maid)であるならば、この方が正しいよね。へー。ただ、ではなぜ日本のババ抜きがジョーカーを加えてやるようになったのかは、書かれてなかった。なんでだろ? 調べてみようか。

あと《フレッシュバターとは「無塩バター」のこと》であるとして、フレッシュと聞くと日本人はすぐに「新鮮」という言葉を思い出すが、英語の本義は「塩気のない」であるという。フレッシュウォーターも、新鮮な水ではなく、海水に対する真水のこと。
こういった語源の解説から始まる、日本人が誤解しがちな英単語の話は面白かった。

そしてもう一冊『語源でふやそう英単語』という本は、学生時代に読んでおきたかったとおおいに思った一冊。英語の語源といえば、わりとメインとなるのが、こういった本なのですが、たとえば「mon,mono」は一つという意味。それゆえ、この語が付く言葉はこんな意味となる。

monarch (君主)
monocrat (独裁者)
monologue (独白)
monotone (単調な)

つまり、こういったパターンを覚えていけば、たとえ知らない単語であっても、予測ができるようになるわけ。
以前、受験の取材をしたときに「知らないことを、その場でどう予測できるかが、高得点への秘訣」という話を聞いたことがあるんだけど、まさにそのための武器となり得るのが、この本で解説されている英語の語源。
今の僕には差し当たって必要ないけど、子供が受験で悩んでいたら「この本、便利だぞ」と渡してやろうと思って、でも忘れそうだからここに書いておくのでした。

というわけで、『目でみることば』的に使える英語の語源には、あまり役立たなかったけど、面白かったので2冊紹介でした。


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2013年10月23日

男の子が「算数好き」になるヒント

そういえば別冊宝島の『男の子が算数好きになるヒント』というムックでインタビュー原稿をいくつか書いたのですが、なかなか印象深いことが多く為になりました。

なかでも僕の心に残ったキーワードは「算数とは、考える力を養う科目」というもの。
残念ながら、僕自身も「算数が好き」といった子どもではなく、「何のためにこんなことをやっているのか」と思っていた口ですが、インタビューで率直に「何のために算数を勉強するんですか?」と、聞いたところ、はなまる学習会の高濱先生は「考える力を養うため」と答えておられた。
なるほど。

秋山仁先生にも、話を聞いたのですが、算数が実生活でとても役立っているという話を実例を交えて紹介してくださり、とても面白かった。算数は、実験で学ぶもので、もっとグループ学習をすれば、好きになる子が増えるとおっしゃる。そんな先生が、この秋に、神楽坂の東京理科大学の校舎に「数学体験館」という数学の面白さを実際に体験できる場所をオープンされたので、ぜひ行ってみたいと思う。

「今でしょ!」の林修先生にも話を聞いたのですが、さすが時代の寵児になられた方だけあって、話の構成とか、オイシイポイントの作り方が秀逸でインタビューを書くのがとても楽でした。先生が言う「母親にとって子どもを躾けるもっとも大切な武器は料理=vというのは、同感だなー。あと「姿勢だけは、いくらうるさく言っても言い過ぎじゃないから、姿勢だけは身につけなさい」という言葉にも深く頷く。それ以来、急に「姿勢が悪い(ピシッ!)」と言い出したお父ちゃんになったのでした。

それぞれの詳しい話は、そのムックに載っていますので、興味のある方はご覧くださいませ。

*ブログしばらく放置でしたが、ようやく長い原稿包囲網からちょっと解放されたので、またぼちぼち書いていきます。
*『目でみることば2』は、11月25日に発売決定しました。また詳細は追って報告していきます。

posted by okataco at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月09日

コメントしばらく閉じます、などの連絡

最近、海外からのスパムコメントが大量に来るようになってしまい、消すのが大変で面倒すぎる! ラブログの設定で承認制にしても、それをすり抜けていくのも困りもので……。というわけで、しばらくコメント欄を閉じます。何か連絡があれば、メールでお願いします。


*『目でみることば』の続編が、予定通り11月中に出そうです。またこちら詳細が決まり次第アップしていきます。

*日常は、原稿書いて、子どもと遊んで、サッカー見に行ってと相変わらずですが、なかなか楽しい毎日です。そうそう、こないだ書店で「サッカー将棋」という小さなボードゲームを買ったのですが、これが想像以上に面白い。それぞれ6つの駒とボールを使って、相手のゴールを目指すのですが、なかなか奥深く、楽しいです。これで1500円はお買い得。おすすめです。子どもが、小学校に行って、ポケモンなどにハマり出そうとしているので、なんとかこういうアナログゲームで遊んで、対抗しているのでした(笑)。

posted by okataco at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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